孤独、それはキミのすぐそばに・・・
「♪もーいーくつ寝ーるーとー」
「・・・・・・・」
「♪ジャ〇プの合併号が発売ぃ」
「お正月はっ!?」
びにこん。
第6話「くり済ませたい24日」
とある12月のある日、バイト中。
「もうすぐクリスマスですねぇ」
「そうだな・・・」
「先輩は何かクリスマス、予定あるんですか?」
「・・・それ聞く?」
「聞きます」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「・・・友達と・・・まぁ、わいわい」
「ふぅん・・・」
「・・・・・・・」
「・・・・・・・」
「・・・・・男だけでですか?」
「・・・・・・・」
「・・・っふw」
「がああああああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!! 今笑ったか!!?」
「・・・寂しっw」
「あんたはだーっとれ!! ってか、しょうがねぇだろ!! 俺モテないし、女の子と会話する機会とか・・・」
「・・・・・・ははっw」
「だあああああぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!」
「じゃ、じゃあ東久留米さんはどうなんだよ、クリスマスの予定!!」
「え? 私ですか?」
クリスマス。
それは、天国(リア充)と地獄(非リア充)が最も近づく(環境的に)とされている、キリスト万歳的な日である。
神様、なんで世の中平等じゃないの?
「私はですね・・・」
「・・・・・・・・」
「・・・ふふ、なんと男の子と一緒にわいわいします!!」
「ぐはっ・・・!?」
思わず吐血。
「今年は女友達と男友達とれっつカラオケ! その後はご飯!」
「ぎゃあああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
俺こと、平壌大志は絶望した。
・・・全てに。
「・・・勝った!」
「性格悪っ!?」
「ってことで、今年は楽しいクリスマスになりそうです!」
「くそおおおおおぉぉぉぉ」
その年のクリスマス。
平壌サイド。
「悔しいからクリスマスの日にバイト入れてやった。もう俺は誰も信じない」
「僕もだよ平壌くん! 嫁は友達とハワイ行っちゃってさ・・・」
「店長・・・今日は共に働きましょう!!」
東久留米サイド。
「パソコン準備オッケイ。スイッチオン!!」
「まずはキャラソンを流して・・・きゃあ! やっぱり歌也くん(アニメキャラ)のキャラソンサイコ~!!」
「つぎはモニター(アニメ再生中)の前でお夕飯!! 半額のケーキうまっ!!」
「・・・あはは、なんでだろう? 楽しいハズなのに目から汗が・・・あれれ?」
「・・・ぐすん」
みんな痛かった、心が。
次話から週1掲載になります。よろしくです。
「先輩先輩! この小説、マニアックなネタ多すぎませんか?」
「・・・個人的にはタイムリーネタが多いような」
「ですよね? これ、後々ネタ不足で悩みそうな・・・」
「そこ触れちゃダメよ! 作者が早くもネタに悩んでるとか・・・っは!!」
「・・・・・・」
「・・・・・・」