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Vtuberの妹の中の人ですが  作者: 針坂時計


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エイプリルフールネタ

ちょっとセンシティブな表現があります。詩子視点

「ん……」


 なんとなく目が覚めた。外はまだ少し暗い。枕元の目覚まし時計が「まだ早いよ」と言わんばかりに静かに佇んでいる。

 せっかく夢の中であーちゃんと会えてたのにな……。すぐ二度寝したらまた会えるかな。

 眼を閉じようとして、なんだか違和感に気がついた。股のところ、なにか挟まっているような。下着もそれに圧迫されてキツくなってる?

 寝ぼけてなにか挟んだのかな、と思い、パジャマのズボンを下げると、そこには、は? え?


「な、なんじゃこりゃああ!!??」




「何が生えたって?」


 あーちゃんが胡乱げな眼をして言った。そんな表情もかわいいけど、今はそんなことを考えてる場合じゃない。

 学校にくるまでに物凄く緊張した。下着は圧迫されて痛いやら、その、気持いいやら、だし、スカートがスースーして落ち着かないし。いつもは短くしてる制服のスカートも今日は規定通りの長さだ。それでもバレやしないかとハラハラだった。男の人が女装とかしたらこんな気分になるんだろうか。


「だから、その、おち……」


「落ち武者?」


「じゃなくて、おち◯ん◯◯!」


「ちょ、声でかいよ」


 あーちゃんが慌ててわたしの口を手で塞いだ。ぷにぷにでちょっとひんやりしてる手が気持ちいい、なんて。

 それにしても、人気のないトイレでよかった。誰かに聞かれたら大騒ぎになるところだった。


「てかさ、マジで言ってるの?」


「うん、大マジ……」


「うーん、しーちゃんを疑うわけじゃないけど、ちょっと信じがたいなあ……」

 

 まあ当たり前だよね……。わたしだってあーちゃんが同じこといい出したら正気を疑うところだ。


「あ、確認すればいいのか」


「え」


「というわけで、ちょっと見せて」


「み、見せてって、どうやって」


「? パンツ下ろせばいいじゃん。ほらほら、そこの個室入ろ」


 あれよあれよと言う間に個室に連れ込まれてしまった。小柄なあーちゃんとはいえ、一人用の個室に二人はちょっと狭い。

 というか本当に見せるのだろうか。あーちゃんに? これを?

 だめだめ、あーちゃんが汚れてしまう。


「あーちゃん、やっぱり」


「ほら、スカート持って。下着おろしてあげるから」


 手際よくスカートを捲られ、手に持たされてしまった。女子にはありえない膨らみの下着が丸見えである。 かわいいやつ履いてきてよかった……。いや、別に期待してたわけじゃないけど、ほんとに。

 いや、あーちゃんってこんなに積極的だったっけ?


「うわ、マジでふくらんでる。じゃあ下ろすね」


「ちょ、ちょっとま」


 ……するすると下ろされてしまった。いや、ちょっとひっかかったけど。ナニにとは言わないけど。


「おおう、マジで生えてる……」


「だから本当だって言ったのに」


「ごめんごめん」


 口先で謝りながらも、あーちゃんはじっとソレを見ている。や、やっぱり興味あるのかな……あーちゃんはノーマルな女の子だろうし……。


「なんか動いた」


「そ、そんなにジロジロ見ないでぇ」


「いや、見るでしょ。どうなってんのこれ」


 ちょ、近い近い。顔近づけちゃヤバいよ。反応しちゃうって!


「んー……これってさ、舐めたりもするんだよね」


「え」


「ちょっと試してみていい?」


 あーちゃんは少し口をあけてちろりと唇を舐めた。うわ、えっろい……。


「いやいやいや、待って待って」


「いいからいいから」


 いただきまーす、とあーちゃんの口が近づいて、口が開いて、舌が


「だ、だめええええええ!!!」





「はっ」


 目が覚めた。全身に冷たい汗をかいてて、心臓が大きな音を立てている。

 外はまだ少し暗い。枕元の目覚まし時計が「まだ早いよ」と言わんばかりに静かに佇んでいる。

 あわててパジャマの下を確認する。もちろん何も生えていない、と安心する。

 うん、夢、か……。

 

「んぅ……?」


 隣でもぞもぞする姿。

 そうだ、昨日はあーちゃんとうちで遊んで、そのままお泊りすることになったんだった。

 思わず、まじまじとあーちゃんの顔……というか唇を見る。寝起きで少しカサカサしてる唇。僅かに空いた隙間から除く歯とピンク色の舌。

 ごくり、と息を呑む。あの口が、あの舌が、わたしの


「ふわ……。おはよ、しーちゃん」


「お、おはよ……」


「って、いや、まだ早いじゃん……」


 大きく伸びをして欠伸をするあーちゃん。ああ、そんなに大きく口を開けたら、唇が、舌が、艶めかしく蠢いて


「あーちゃんのえっち!」


「なんでだよ」

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