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53.決勝戦

短め

「それでみんなはどこにしたの??」


りゅーさんがみんなに聞く。

そこから自分が選んだチームの発表会がはじまった。

最初はりゅーさんが、


「私は黄昏チームにした。理由はバランスが良くて、全てにおいて平均以上だからかな」


続いてスーリンが、


「私は灼熱の炎チーム。名前のセンスはともかくトップレベルが二人いるっていうのがでかいよね」


次にアリサが、


「私は妖精チーム。友達だしー、みんなトップギルドの一員だからねー」


次にレイナが、


「私も妖精チーム…」


そして最後に僕は、


「僕はラスボスチーム。知ってる人がいたから」

「あー、ゼンブルね」


スーリンさんが反応する。

ともかくこれでみんなが何を選んだのかがわかった。


わかったところでどこがいいのか分からないんだけどね。


「ま、みんなで見て楽しもうか」


りゅーさんがそう言う。

それにみんなは賛成し、五人でソファーに座りながら観戦することにした。


「さぁ、決勝戦の始まりだろん」


バーン!!


銃声を合図に決勝戦が始まる。

僕達の見ているテレビは一番激しい戦闘を行っているところと、投票数が多いところを映す仕組みになっており、早速戦いが始まっている。


こうやって観てると面白いな。

上手く1VS1になったらしく、五つの戦いがはじまった。


なかなか迫力のある戦いだ。

あっちで戦ってると思ったらこっちでも戦っている。

見ている僕も疲れてしまうぐらい展開が早い。


しかしその戦いは意外にあっけなく終わってしまった。


途中で一人倒され、そこからは総崩れしてしまったのだ。

しかも、その人が復活地点の役割をしているリーダープレイヤーだったせいで、あっという間に全滅してしまった。


「おっけー。やっぱ強いな」


戦いが終わり、スーリンが呟く。

あ、このチームスーリンが入れた灼熱の炎チームだ。


「んー、上手いな。リーダーの戦力差を考えてモンスターとの連携を上手く使ってるし、1番強い人がリーダーを狙っているって点も大きかった。

ゴリ押し感があったけどかなりの確率で勝てる見込みがある戦いだし、強い人が多いとこういう作戦もありかー」


りゅーさんはブツブツと何か言い始めている。

さっきの戦いの分析でもしているのだろう。

ちょっと聞いてみたが早口と内容の難しさで理解できなかった。


それにスーリンとアリサが加わり楽しげに話している。

僕とレイナちゃんは置いてきぼりになってしまった。


何か話した方がいいのかな?

やっぱここは男である僕から話しかけた方がいいよな。

めっちゃ緊張するけど男は勇気だ、話しかけるぞー。

よーし、話しかけるぞー。

はい、せーの


「お、面白いですね?」


よし、おっけー。

完璧だろ??うん、完璧。


「あ、はい。面白いですねー」


あ、可愛い。

優しく返してくれるレイナちゃん。

頑張って話しかけてよかったー。




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