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36.謎の少女

35を少し訂正しました

「どうしたんですか」


フェンがクザンというプレイヤーに奪われてから数分。必死に探している僕に一人の少女が声をかけてくる。


「フェニックスを探しているの?」

「はい、そうです!!もしかして知っているんですか?」

「はい、連れていったプレイヤー名は分かる?」

「多分クザンという名前だと思います」

「そう。じゃーちょっとこっちに来て」


そう言い路地裏へ向かい歩き出す。

手がかりのない僕は言われるがまま少女のあとを着いていく。そしてかなり奥に行ったところで少女が止まり振り返った。


「システムコール。テレポート。プレイヤー名クザン。座標プレイアカウント01」


よく分からないことを言うと一瞬強烈な光が視界を覆う。僕は思わず目を閉じた。その時、ドタッという音がし、僕は恐る恐る目を開ける。そしたら驚くことにさっきフェンを奪ったプレイヤーとフェンが目の前にいるではないか。


クザンというプレイヤーも状況が把握出来ず、え?え?とひたすらに繰り返している。

そして僕がいることに気がつき、フェンを取り返すため僕がやったのだと思ったのだろう。


「ほら、この鳥は返すからさっさと帰らせてくれ」


そう言いフェンを僕の方へ投げた。

扱いが雑であること、奪っておいて態度が上からなこと。その他もろもろ苛立つところの多いプレイヤーだ。後で絶対通報してやろうと心に決める僕だったが通報することは出来なくなった。


「あなたがやっていることはこのゲームの垢BAN対象です。システムコール。アカウント凍結。プレイヤー名クザン」


そう言うとクザンは光になって消えた。

僕は相変わらずついていけなくて棒立ちしていると少女が僕の方へ近寄ってくる。そして、


「私のことは内緒だよ?誰かに言ったらわかってるよね?」


それだけを言い立ち去って行った。

僕はその背中を見ながら誰にも言わないでおこうと強く思った。





「あーあ、楽しかった」

「社長おかえりなさい。何かいいアイデア思いつきましたか?」

「いや?それよりバグがあったぞ。フェニックスの子供が誘拐されていた。早急に直せ」

「了解です。多分テイムモンスター固定が上手くできていないだけですのでメンテナンスをしなくても何とかなります!」

「それなら速やかにやれよ。あと凍結させておいたやつの対処も頼む。あいつ多分動画撮っていたからどこかに上がったら削除申請しておけ」

「分かりました…」

このバグは社長がフェニックスイベントを起こすためにテイムしてなくても捕獲できるシステムが作動してしまったため起きた。


つまり社長が悪い

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― 新着の感想 ―
[良い点] まさかの少女かよwww
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