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35.ゲーム実況者クザン

「はいどーも、クザンです。本日もエーデアドベンチャーをプレイしていきたいと思います」


そんな声が僕の耳に入ってくる。

多分噂のゲーム実況というやつだろう。

僕は親が厳しくあまりそうゆうものを見てこなかったが昔隠れてみたことがあった。


それが原因となりゲームやりたい症候群にかかったのもいい思い出だ。

今でもそうゆう動画はあまり見ないが興味はあるが、誰一人立ち止まってないのに止まってみるのは恥ずかしいので僕は他の人と同様何も無いように歩いてその道を通りすぎることにした。

しかし逆に実況者が僕のところに来て話しかけてきた。


「すみません。それってフェニックスなんじゃないですか?」

「え、あ、は、はい。そうですが」

「やっぱりそうですよね。皆さん見てくださいこのフェニックスを!!なんとですね発見されたと言われているフェニックスは俺が発見してたのです」


しまった。面倒事になるかもと思ってフェンのことをフェニックスと言わないようにしていたのに反射で答えてしまった。


「ちょっとフェニックス借りていきますね。またいつか返します」

「え。あ、ちょっと!」


そう言いクザンと名乗る配信者は遠くへ消えていった。

僕は理解出来ずに立ちどまり気がついた。

僕のフェンが奪われたことに。


ゲームのシステム上そうゆうこともできるのか疑問に思うが出来ているのだから多分システム上問題ない行為なのだろう。


僕は慌ててクザンが走っていった方向を探す。

しかしその方向にはクザンはいなかった。

通ってきた大通りはおおくのまがりかどがあるのできっとどこかで曲がって言ったのだろう。


「フェーン。フェーン」


いくら呼んでも返事のひとつ帰ってこない。

仕方がないと割り切ることも出来ないし何よりフェンが心配でなにかしていないと気が済まない。

とりあえずりゅーさんにクザンというプレイヤーの情報を聞こうと思いかけ出す。その時、


「どうしたんですか」


探し始め五分。不意に声をかけられた。この声の持ち主は1人の少女だった。

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