33.目をつけられたようだ
リアルが忙しくて泣きそう
「ねーねー、そのフェンちゃんなんて言うの?」
スーリンさんがフェンについて聞いてきた。
「えーと、フェニックスの子供らしいんですけど」
「え、えーーー。フェニックスって言った?」
「はい、言いましたが?」
「え、え。それほんとなの?それなら大ニュースなんだけど」
「おい、ユーヤそれマジなのか?」
スーリンさんだけでなくゼンブルも驚いている。
そうだよな。良く考えれば驚くのも無理がないよな。
だってついこの間のイベントのキーポイントだったのだから。
そりゃー僕だってフェニックスをテイムしている人がいたら驚くだろう。
「ねーフレンド登録しない?」
「いいですけど、強くないですよ?」
「いいのー。新要素発見できる人は強くなくてもフレンド登録してるんだ」
「でも僕は偶然なので…」
「それでも新要素発見してるんだからいいの」
「それならお願いします」
今日二人目のフレンド登録。
実はちょっと嬉しかったりするのだが顔には出さないようにしておいた。
「よし、完了。じゃーこれからよろしくねユーヤくんとフェンちゃん」
「こちらこそお願いします」
さて、フレンド登録をしたのだがこれからどうしよう。せっかくだから何かクエストでも受けようかな。
「すみません。僕クエストを見に行くので」
「俺も一緒に行くわ」
「え、じゃー私も行こー」
こうして三人で掲示板に向かった。
掲示板はとてつもない量の紙が貼られており予め決まっている人にとっては辛いだろうが僕は何も考えてないので特に影響はない。
「俺たち三人でやってもいいんだけど、ユーヤとのレベル差があるからな」
「けど別に今やりたいものないんだし一緒にやってもいいんじゃない?」
「まぁそれもそうか。それじゃー臨時パーティーでも組むか。ユーヤそれでいいか?」
パーティーか。嬉しい提案ではあるのだが何か申し訳ない。間違いなくこの二人はトッププレイヤーなのだろう。そんな人が僕のレベルに合わせてくれるなんて贅沢な話なのだ。しかし僕は善意はありがたく受け取る主義なのでパーティーを組むことにした。
「はい、よろしくお願いします」
「よし、それじゃーユーヤがクエストを選んでくれ」
「まぁ私たち一応強いし、難易度高くても大丈夫だよ」
「分かりました。じゃーこれで」
ソウリン湖周辺調査
クエスト主、ソビア
クエスト内容、ソウリン湖の異常の原因調査
報酬、3万ゴールド
条件、二人以上のパーティー
僕は何も考えずにこのクエストを取った。
内容はよく分からないがせっかくのパーティーなので丁度いいかもしれない。
「んー、面白そうだしいいんじゃない?」
「そうだな。俺もやった事ないしそれにするか」
「分かりました。それじゃー受付に出してきますね」
こうして僕達のクエストが始まったのだった。




