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第32話 悪女の値札

 王都大市、六日目の朝。


 エルネスタの棚の前に、人が立っていなかった。


 昨日までなら、早い時間でも数人はいた。


 戻り札を持った荷運び。


 濡れ縄肩当ての予約札を握った男。


 肩幅を見てほしいと遠巻きにしている者。


 それが、今日は少ない。


 いないわけではない。


 だが、近づいてこない。


 棚から少し離れたところで、こちらを見ている。


 クラリスは、棚板に手を置いたまま、その空気の違いに気づいた。


 ノアも、同じ場所を見ていた。


「昨日と違いますね」


「はい」


 短く答えた時、ミゼルが布袋を抱えてやって来た。


 濡れ縄肩当ての初回受け渡し分だ。


 標準型五。


 小型二。


 大判型一。


 残りは夕方。


 いつもなら開口一番に文句を言うミゼルが、今日は棚の前で舌打ちした。


「今日は肩じゃなくて、口が痛む日かい」


 クラリスは振り返った。


「口、ですか」


「見な」


 ミゼルが顎で示した。


 棚の横。


 木箱の陰。


 そこに、小さな紙が貼られていた。


悪女の高値布

庶民の肩にまで値段をつける

予約金だけ取り、合わなければ商品を渡さない

すぐ使うなら、グランベルへ


 クラリスは、しばらく文字を読めなかった。


 いや、読んではいた。


 意味も分かった。


 だが、体の内側が一瞬遅れて冷えた。


 悪女。


 その言葉が、紙の中で一番大きく見えた。


 王都で何度も聞いた言葉だ。


 夜会で。


 廊下で。


 馬車の陰で。


 婚約破棄の後、背中へ投げられた言葉。


 悪女。


 高慢。


 冷たい令嬢。


 聖女を妬んだ女。


 クラリスは指先に力を入れた。


 紙を剥がそうとして、止まった。


 剥がせば、消えるだろうか。


 いや、紙だけの問題ではない。


 少し離れたところで、荷運びたちが囁いていた。


「予約金だけ取るって本当か」


「合わなければ渡さねえんだと」


「肩を見るだけで金を取るって聞いたぞ」


「悪女の棚って話だ」


「グランベルならすぐ買えるしな」


 声は大きくない。


 だが、聞こえる。


 聞こえるように話している者もいる。


 クラリスは、胸の奥が固くなるのを感じた。


 ノアが紙を見た。


 表情は変わらない。


 だが、目だけが少し細くなった。


「言葉が買い叩かれています」


 クラリスは、ノアを見た。


「言葉が?」


「はい」


 ノアは紙を指した。


「確認は、出し渋りに。予約金は、先に金を取る行為に。合わないものを渡さないことは、商品を渡さないことに変えられています」


 クラリスは黙った。


「高い理由は、庶民の肩に値段をつけることに。クラリス様の過去の噂と混ぜられています」


「私のせいですね」


「違います」


「でも、私の噂が使われています」


「はい」


 ノアは否定しなかった。


「商品ではなく、信用の値札が貼り替えられています」


 クラリスは紙を見た。


 悪女の高値布。


 嫌な言葉だ。


 だが、完全な嘘だけでできているわけではない。


 予約金は取っている。


 合わなければ渡さない。


 肩を見る。


 値段も安くはない。


 これまで自分たちが積み上げてきたものが、言い方ひとつで別の形に変えられていた。


 冷たい。


 面倒。


 高い。


 渡さない。


 悪女。


 クラリスは、喉の奥が乾くのを感じた。


     ◇


 朝の受け渡しは、進まなかった。


 若い荷運びは、遠巻きにしていた。


 昨日までなら、真っ先に来たはずの男だ。


 小型を予約している。


 今日は受け取れる予定だった。


 だが、彼は近づいてこない。


 グランベルの一式袋を腰に下げたまま、こちらを見ている。


 ミゼルが低く言った。


「あの若いの、来る気はあるのかい」


「分かりません」


 クラリスは答えた。


「呼びますか」


「呼んだら逃げるよ。こういう時、追うと余計に逃げる」


 ミゼルは布袋を棚の下へ置いた。


「悪女だろうが何だろうが、縫い目に嘘はないんだけどね」


 その声は乱暴だった。


 だが、クラリスの胸に残った。


 縫い目に嘘はない。


 けれど、噂は縫い目を見ない。


 値段の内訳も見ない。


 ただ、言いやすい言葉だけが広がる。


 サラが水差しを置きながら、小さく言った。


「宿でも、少し聞きました」


 クラリスは顔を上げた。


「宿で?」


「はい。朝、食堂に来た商人さんが言ってました。エルネスタの棚は、肩を見るだけで金を取るって」


「違います」


 クラリスは思わず言った。


 サラは頷いた。


「分かっています。でも、そう言うと、簡単なんだと思います」


「簡単?」


「はい。細かい説明より、悪女の高値布、の方が早いので」


 クラリスは言葉を失った。


 簡単。


 たったそれだけで、積み上げたものが軽くなる。


 ノアが静かに言った。


「安い言葉です」


「安い言葉」


「はい。広がりやすい。ですが、説明の費用を誰も払っていません」


 クラリスは棚を見る。


 受け渡し札。


 予約名簿。


 戻り札。


 型の違い。


 縫製代。


 肩幅。


 縄の太さ。


 それらは全部、説明に時間がかかる。


 悪女の高値布、は一瞬で済む。


 あまりにも安い。


 だから、広がる。


     ◇


 昼前、グランベルの棚には人が増えていた。


 肩掛け補助布つきの一式が、いつもよりよく売れている。


 札も新しくなっていた。


肩掛け補助布

予約不要

すぐ使えます

確認なしで持ち帰り可能


 直接エルネスタを名指ししてはいない。


 だが、対比は明らかだった。


 クラリスはその札を見て、胸の奥を押されるような感覚を覚えた。


 グランベルは間違っていない。


 予約不要。


 すぐ使える。


 確認なしで持ち帰れる。


 それは事実で、価値でもある。


 ただ、その横でエルネスタの言葉だけが悪く変えられている。


 ラウルが来たのは、その少し後だった。


 彼はエルネスタの棚の前に貼られた紙を見た。


 表情は大きく変えなかった。


「これは、私の指示ではありません」


 クラリスは、ラウルを見た。


「そうですか」


「信じませんか」


「分かりません」


「正直ですね」


「はい」


 ラウルは紙から目を離さない。


「ただ、止める理由もありません」


 ミゼルが目を細めた。


「いい根性してるね、あんた」


 ラウルは穏やかに答えた。


「市場に流れた噂も、商売の一部です」


「悪口もかい」


「はい」


 ラウルはクラリスを見た。


「悪評も、市場に流れた時点でひとつの商品です。買う者がいれば、広がる」


 クラリスは、手を握った。


「では、利用されても仕方ないと?」


「仕方ないとは言いません。ですが、流れた以上、値段がつきます」


「値段」


「はい。信用が下がれば、客は近づかない。説明に時間がかかる。売上が落ちる。すべて損失です」


 ノアが低く言った。


「その損失を、誰が払うか」


 ラウルは頷いた。


「ええ」


 クラリスは、少しだけ息を吸った。


「あなたは、止めないのですね」


「私の指示ではないものを、私が止める義務はありません」


「商売敵だから」


「はい」


 ラウルは迷わず答えた。


「ただし」


 彼は紙をもう一度見た。


「この噂に負ける棚なら、いずれ別の噂にも負けます」


 言葉は冷たい。


 だが、的外れではなかった。


 クラリスは、ラウルの顔を見た。


 敵。


 だが、無能な敵ではない。


 悪評を流していないとしても、流れた悪評を止めてはくれない。


 それが市場に立つ商人なのだ。


     ◇


 昼になっても、若い荷運びは来なかった。


 年配の荷運びも、まだ来ない。


 予約札を持った者たちは、遠巻きにしている。


 完全に離れたわけではない。


 だが、悪女の棚に近づく姿を見られたくない。


 そんな空気があった。


 クラリスは、棚の奥へ手を伸ばした。


 受け渡し札を外そうとした。


 ノアが見た。


「外しますか」


「少しだけ、柔らかい言い方にしようかと」


「例えば」


「予約金は、必要な費用の一部です。合わなければ、調整します。肩を見るだけで料金をいただくことはありません」


「正確です」


「ですが」


「弱いです」


 クラリスは手を止めた。


 ノアは続ける。


「悪評にされた部分を、薄めようとしています」


「いけませんか」


「悪評は薄まらないと思います。むしろ、隠したように見える可能性があります」


 クラリスは、紙を見た。


 悪女の高値布。


 嫌だ。


 消したい。


 そんな言葉で見られたくない。


 けれど、自分たちがやっていることを隠すのも違う。


 予約金を取る。


 合わなければ渡さない。


 高い理由を説明する。


 肩を見る。


 それをやめるつもりはない。


 クラリスは、ゆっくり手を下ろした。


「では、書き直します」


「はい」


「否定ではなく、こちらの言葉で」


 ノアは頷いた。


 クラリスは新しい紙を出した。


 指先は震えていた。


 それでも、書いた。


予約金をいただきます。

合わなければ、その場では渡しません。

肩を見るだけの日もあります。


その代わり、合わない物を売った時の痛みを、客だけに払わせません。

縫う者の手間を、ただ働きにしません。

高い理由を、隠しません。


 書き終えた時、胸が苦しかった。


 これは、優しい札ではない。


 売りやすい札でもない。


 だが、逃げてはいない。


 クラリスはそれを棚の前に貼った。


 悪評の紙の隣ではなく、その上に。


 隠すようにではない。


 自分たちの札として。


 ミゼルが腕を組んだ。


「可愛くない札だね」


「はい」


「でも、悪くない」


 サラが小さく言った。


「分かりやすいです」


「怖くありませんか」


 クラリスが聞くと、サラは少し考えた。


「少し怖いです。でも、何をする棚かは分かります」


 クラリスは頷いた。


 怖い。


 それでも、分かる。


 今はそれでいい。


     ◇


 最初に近づいてきたのは、若い荷運びではなかった。


 年配の荷運びだった。


 彼は人だかりを割るようにして、棚の前に来た。


 貼られた紙を見た。


 悪評の紙。


 新しい札。


 両方を見る。


「悪女の高値布、ねえ」


 彼は低く呟いた。


 クラリスは背筋を伸ばした。


「受け取りをやめますか」


「誰が」


 年配の男は鼻を鳴らした。


「俺の肩を見たのは、噂じゃねえ。この棚だ」


 周囲の囁きが少し止まった。


 男は続ける。


「予約金を取った? 取ったな。合わなきゃ渡さねえ? そう言ってたな。高い? 高いな」


 クラリスは、何も言わなかった。


「だが、俺の肩が痛む場所を聞いたのも、この棚だ。濡れ縄を当てて、駄目な形を駄目だと書いたのも、この棚だ。縫った女が口悪く直したのも、この棚だ」


 ミゼルが横で言った。


「口悪いは余計だよ」


「事実だろ」


「事実でも余計だ」


 年配の男は笑わなかった。


 棚の前に置かれた肩当てを見る。


「標準型、俺の分は」


 ノアが名簿を見る。


「あります。受け取り確認が必要です」


「やれ」


 クラリスは、標準型を手に取った。


 乾いた縄をかける。


 次に、ローレン商会から借りた少し湿らせた縄をかける。


 男は肩を動かした。


 前へ荷を引く動作をする。


 数歩歩く。


 黙る。


「首に来ねえ」


 短い言葉だった。


 だが、周囲の空気が変わった。


 誰かが息を飲む。


 若い荷運びが、遠くでこちらを見ている。


 年配の男は肩を回した。


「まだ長く使わねえと分からん。だが、今は前よりいい」


 クラリスは、受け渡し札に印をつけた。


「残額をお願いします」


 男は硬貨を出した。


「高いな」


「はい」


「だが、俺の肩を抜いた値段じゃねえ」


 その一言で、クラリスの指が止まった。


 男は、肩当てをつけたまま、こちらを見た。


「悪女かどうかは知らん。俺は貴族の噂で荷を運んでるわけじゃねえ」


 周囲が静かになる。


「肩で運んでる」


 男はそれだけ言って、荷置き場へ歩いていった。


     ◇


 年配の荷運びが去った後、若い荷運びが近づいてきた。


 少し気まずそうな顔をしている。


「小型、あるか」


「あります」


 クラリスは答えた。


「来ないかと思いました」


「俺も、ちょっと思った」


 若者は頭をかいた。


「悪女の肩当てって言われると、まあ、面倒だろ」


「はい」


「でも、あの爺さんが言うなら、試す」


 ミゼルが言った。


「あんた、自分の肩じゃなくて爺さんの口で決めるのかい」


「うるせえな。迷ってただけだよ」


「迷う肩は痛くならないのかい」


「痛いよ」


「なら当てな」


 若者は苦笑して、肩を出した。


 ノアが小型を当てる。


 肩に縄をかける。


 若者が歩く。


 腕を動かす。


 少しだけ走る真似をする。


「走るな」


 ミゼルが言う。


「試してんだよ」


「転んだら金を取るよ」


「何の金だよ」


「私の心労代だよ」


 周囲に少し笑いが戻った。


 若者は肩を回し、ふと目を開いた。


「……首に来ねえ」


 近くにいた別の荷運びが聞いた。


「本当か」


「今のところはな」


 若者は照れたように肩を回した。


「でも、前よりいい。少なくとも、今は楽だ」


 その言葉で、遠巻きにしていた者が一歩近づいた。


「小型って、まだ予約できるのか」


「確認してからです」


 クラリスは答えた。


「すぐ持って帰れるわけではありません」


「面倒だな」


「はい」


 荷運びは肩当てをつけた若者を見た。


「でも、あいつの肩には合ってるのか」


「はい」


「なら、俺の肩も見ろ」


 クラリスは、息を吸った。


 悪評は消えていない。


 紙を貼った者も分からない。


 グランベルの棚には、今日も人がいる。


 それでも、ひとりが戻った。


 その肩を見て、もうひとりが戻った。


「はい」


 クラリスは頷いた。


「見ます」


     ◇


 ラウルは、少し離れた場所でその様子を見ていた。


 クラリスが視線に気づくと、彼はゆっくり近づいてきた。


「悪評を消すのではなく、値札を付け直しましたか」


 クラリスは答えた。


「はい」


「予約金を取る。合わなければ渡さない。高い理由を隠さない」


「はい」


「売りにくい」


「はい」


「ですが、今のあなた方には合っています」


 ラウルは棚に貼られた札を見た。


「今日はこちらの売上が伸びます」


「分かっています」


「悪評で近づかない客もいる」


「はい」


「ですが、あなたの棚は消えませんね」


 クラリスは、年配の荷運びの背中を見た。


 肩当てをつけて、濡れ縄を運んでいる。


 若い荷運びも、その後ろで肩を動かしている。


 数は多くない。


 だが、棚は死んでいない。


「消しません」


 クラリスは言った。


「都合よく安くはしません。言葉も、値段も」


 ラウルは少しだけ目を細めた。


「良い返答です」


「褒めても売上は渡しません」


「それでいい」


 ラウルは静かに笑った。


「ただ、ここからは信用戦になります」


「分かっています」


「なら、覚えておいてください。正しい値段は、正しいだけでは伝わりません」


 その言葉に、クラリスは少しだけ胸を刺された。


 母が生きていた頃、似たようなことを言っていた気がする。


 正しいだけでは届かない。


 相手が受け取れる形にして、初めて価値は渡る。


 クラリスは一瞬、母の声を思い出しかけた。


 だが、今は棚の前だ。


 背筋を伸ばす。


「だから、言葉にも値段をつけ直します」


「ええ」


 ラウルは頷いた。


「それができるなら、あなた方はまだ残ります」


     ◇


 夕方までに、濡れ縄肩当ては五件受け渡された。


 多くはない。


 むしろ、予定より少ない。


 悪評で離れた者もいた。


 グランベルへ流れた者もいた。


 予約札を持ったまま、最後まで近づかなかった者もいた。


 だが、戻った者もいた。


 年配の荷運び。


 若い荷運び。


 新しく肩を見せに来た二人。


 ミゼルは肩当てを布袋へしまいながら言った。


「今日は負けだね」


「はい」


 クラリスは答えた。


「売上では」


「売上でも、空気でもだよ。悪評は残る」


「はい」


「でも」


 ミゼルは棚の札を見た。


「縫い目までは持っていかれなかった」


 クラリスは、その言葉をゆっくり受け取った。


 縫い目までは、持っていかれなかった。


 つまり、全部は奪われなかった。


 ノアが戻り札をまとめる。


「今日の損失を書きます」


「売上減ですか」


「それもあります」


「他には」


「説明時間の増加。受け渡し遅延。予約者の離脱可能性。信用毀損」


「多いですね」


「はい」


 ノアは紙に書いた。


悪評による損失

・来客減

・説明時間増

・受け渡し遅延

・予約者離脱

・信用毀損


回収できたもの

・現場証言

・受け渡し五件

・新規確認二件

・棚の方針再掲


 クラリスは、その紙を見た。


 損失。


 回収できたもの。


 今日一日が、数字だけではなく残されている。


「負けましたね」


「はい」


「でも、全部は持っていかれていませんね」


「はい」


 ノアは短く頷いた。


     ◇


 夜。


 宿の小部屋で、クラリスは帳簿を開いた。


 売上は少ない。


 予定より少ない。


 グランベルとの差は、また広がった。


 その事実を、クラリスは逃げずに書いた。


濡れ縄肩当て

受け渡し五件

新規確認二件

予約者保留三件

離脱可能性あり


 その下に、別の欄を作る。


悪評対応

「悪女の高値布」

予約金・未受け渡し・高値を悪評化

棚前掲示で方針再提示

現場証言あり


 ペンを止めた時、サラが食事を運んできた。


「厨房からです。今日は先に食べてください、とのことです」


 クラリスは少しだけ笑った。


「厨房にも管理されていますね」


「はい。ノアさんと私だけでは足りなそうなので」


 ノアは何も言わなかった。


 否定もしなかった。


 クラリスは匙を取る前に、もう一度帳簿を見た。


 悪女の高値布。


 その言葉は、まだ胸に残っている。


 消えたわけではない。


 明日も言われるかもしれない。


 けれど、今日、ひとつだけ分かったことがある。


 噂に貼られた値札を、そのまま受け取る必要はない。


 自分の言葉で、貼り直せる。


 たとえ売りにくくても。


 たとえ怖くても。


 クラリスは、帳簿の最後に一行を書いた。


悪評で安くされた信用を、そのまま売らない。

ここまで読んでくださり、ありがとうございます。

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