友達と先生と転入生
[第一話]
~学校 二ーπ~
「よぉ青木。また遅刻ギリギリかよ。こりねぇやつだな。」
来てそうそう話しかけてきたこいつは、神茂 透。能力は“睡眠時間が四倍になる”らしい。
本人が言うんだから間違いないだろう。
「あ~あ、俺もお前の能力があればあんなことやこんなことを…」
「お前瞬間移動をどうするつもりだよ。」
「そりゃお前、高校生男子ならわかるだろ。女ト」
ガラガラッ
「お前らHR始めんぞー。」
あの先生は、上島 達哉先生。<自称>ぴっちぴちの22
らしい。 女性が使うやつやろ、ぴっちぴちって…。
「…チッが。邪魔が入りやがった。コノヒトデナシーッ。」
「お前が言いたかった事は言わせないし、その言葉の使い方が違う。」
「とりあえず座ったな? 今日は転入生来てっから静かにしろよ?」
転入生来てるから静かにしろと言われて、静かにするやつなんて居ない。
その瞬間にクラスがざわめいた。
「先生ッ!」
「なんだッ!神茂ッ!」
「転入生はッ!男子ですかッ!女子ですかッ!」
「…女子だッ!」
「や、やったッ!(歓喜」
「てことで入ってきて。有澄さん。」
「はい。」
ガラガラッ
入ってきた。
「初めまして。有澄 扇と申します。」
「WRYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYッ!」
「とこぞかの吸血鬼うるさい。」
「貴様は今までに、こんな可憐な女子をみたことがあるか?」
ぐうの音もでなかった。
髪は金髪ロング。背丈は160位だろうか。
まだ埃ひとつ無い制服を着た彼女は、とても輝いて見えた。
「席は~、隅っこでいいな。あそこ。窓側のとこ。」
「わかりました。」
その時、僕の顔を見て驚いていた。
何か顔に文字でも書いてあるのだろうか。
そして彼女が歩いてくる。
「彼女の可憐さは世界一ィィィィィィィィィィッ!(ボソッ」
「だからうるさいって。」
彼女が僕の横を通りすぎた。
通り過ぎる際に、僕にウィンクした。
「お前、彼女は幼いころに家の事情で別れてしまった、の幼馴染みとか言わないよな。」
「初対面だよバーロー。」
通りすぎた後からとてもいい臭いがした。
しかし、何処か動物のような臭いもした。
ギィィ スチャッ
「じゃあ仲良くしてやれよ。HRおわり。」
またざわめくクラス。
誰が最初に彼女に話しかけるか、男子皆の目が鷹の用に鋭くなった。
その時、彼女が立ち上がった。
「……ゴクリッ」
(僕以外の)男子全員が息を飲んだ。
そして彼女は僕の横に立った。




