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みんなへ 6
次の日
ボクは、みんなにどうやって話そうかなって考えながら、通学路を歩いていた。
その時、ボクは背中を押された。
わっ!?
入江さんだ。朝から元気だな~
おっはよ~
何朝から暗い顔してんの?
昨日の電話のこと?
私、わかっちゃったけどね。さては、君は君自身がいなくなってみんなが悲しむのか喜ぶのか心配になってんでしょ。私は君のこと、邪魔者なんて思ってないよ。だって、君といると意外と楽しいんだもんっ。みんなも、そんなに邪魔者なんて思ってないとおもうよっ。
って言ってきた。全部図星なんだけどなぁ…
やっぱり、入江さんは分かってたかぁ~
まぁ、ボクは数日しかない学校生活をどうやって過ごそうかなぁ…
あと、みんなにはいつ言おうか…
みんなが本当に入江さんがいうように悲しくなってしまうのだろうか…?