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鬱々日記  作者: 由紀
18/21

18日目

私は、直ぐに病んでしまう人だ。

別にそれを否定するつもりもないし、特に困っている訳でもない。

でも、私は今になって悩んでいる。

病みやすい…これは、私の弱みだ。

欠点だ。

それを、理解してもらうことは、果たしていいのだろうか。

私の知り合いは、皆いい人だ。

本当にやさしい人たちで、それに助けられている回数はとても多い。

だけど…だからこそ。

私が病むに値する何かを抱えていると、知られることは果たして良いのだろうか。

皆はそれでも許してくれるのか。

助けてくれるのか。

面倒だと思われないだろうか。

私の冗談だと、軽く受け流されるのだろうか。

逆に、重く受け止めてしまわないだろうか。

知ってしまったら、迷惑を必ずかけてしまう。

きっと、あの人たちは優しいから私を心配するだろう。

それが私にとって、嬉しくもあり、申し訳なくなる。

一度、複雑で直ぐには整理ができない悩みを抱えたまま、皆と居たことがある。

その時に、普通になれなかった。普段の姿に偽ることができなかった。

泣きそうになるのをこらえながら、ただ静かに、一人になるまで時が早く過ぎることを願っていた。

その時に、急に通知が鳴った。

一緒にご飯を食べていた一人からだった。

「大丈夫」かと問われた。

私は誤魔化そうとしたけど、やっぱり無理だった。はぐらかすのは下手だから止めておいた方がいい。

どうやら「いつもと様子が違う」らしいから、心配された。

正直言うと、どういう顔をすればいいか分からなかった。

あの時はどんな顔をしていたのだろう。思い出す記憶はあるのに分からない。

ただ…

心配させてしまって申し訳ないという思いと、心配してくれた感謝が同時に私を襲った。

初めてだった。

何も言ってないのに勘付かれ、心配されたことが。

だから、その優しさに困惑した。

そんなことがあったから、私は、私がいる場所は地獄ではないと思った。

心配してくれる。

助けてくれる。

私はその優しさに甘えていいのだろうか。

でもきっと、たくさんの人に助けを求めることもある意味「強さ」なんじゃないかと思うようになってきた。

私はもう弱くない。

自分に向き合っても一々へこたれはしない。

少しくらいは甘えても…………いいのかもしれない。

じゃあね。

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