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鬱々日記  作者: 由紀
15/21

15日目

さあ、今日は小中学校でぼっちだった私が「友達」の話をしようかな。

どれくらいぼっちかというと、授業以外で話す、つまり私語をする回数が一日平均一回レベルという。

まあ、ぼっちと自称できるでしょう、このレベルなら。

私にはお互いが「大親友」と呼ぶ人がいた。

彼女の名前を仮に詩織としておこう。

あの子は…今の私が考えれば考えるほど恐ろしい人だった。

あれは友達選び大失敗にも程がある。

「詐欺師」とでも言えばいいのか、それとも「支配者」といえばいいのか。

まあそんな人だった。

悪意なく人に偽って、そして味方の陣地に巻き込んでみせる。

味方を沢山作るけど、人の味方にはならない。

現に奴を擁護したことはあれど、されたことは一度もない。

小1の時にあの子に予鈴なってるのに正座させられた記憶がある。

今思い出したけど……いじめられた時より最悪かもしれない。

支配はだめだね。

あれマジで、ねずみ講のリーダーか金稼ぎ宗教の教祖に向いてる。

断言できる。

「大親友」って言葉で、私を束縛して支配下に置いた。

私はそれをされたような気がしてならない。

なんか、怖い。

怖いとしか言いようがない。

過去一友達選びを間違えてる。

皆の記憶からきっと抜けてるでしょう。

小6に何も言わず私立に行ったから。

まあ私だけには言ったけど。

何事もなくみんなの記憶から抜けて、彼女のイメージは「嘘吐き」よりも「金持ちのボンボン」というような記憶しか残ってない筈だ。

仮にふと思い出したとしても。

そして思い出した次は、詩織と一番仲の良かった出来の悪い私を思い出すのに違いない。

比べられるのだろうか。

何も成せなかった私と、全て成せる詩織と。

あの子にとっては、私のことを「大親友」だと本気で思ってただろう。

私だけに言った。

それだけが確かな証拠。

あれは無垢ゆえの狂気。

多分間違いない。自信は無いけど。

あの子は……今でも私のことを「大親友」だと思ってるのかな。

それとも、「大親友だった子」って思ってるのかな。

私はもう、君のことを「友達」とすら思ってないよ。

だけど、私に聞かれたら「大親友」って答えてほしい自分がいた。

まだ支配されてるのかもしれない。

でも私は変わった。

あの時みたいに馬鹿のまま育ってないんだ。

髪も染めた。メイクもしてる。

変わったんだ。

もし再び会ったら。

君が変わってなかったら、私にハグをするだろう。

その時、変わる前とは違って、私が不愉快な気持ちになったら、私との仲は破綻していることになる。

私はもう、君のことを「友達」とすら思ってない。

この不愉快が私がそう思ってる本当の証明になるから。

君にはもう依存しないよ。過去とともに決別するつもりでいる。

じゃあね。

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