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禁忌を犯せし魔女見習いは、愛しの王子と幸せになりたい。  作者: しゃこじろー


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嫌な予感

「良い案ねカイアそうしましょう、いいかしら二人とも?」


 ペラさんはアルバ様とモモチに尋ねた。


「まぁ、お前たちがどうしてもそう言うのならそうするか」

「俺もいいぜ、どこに行っても楽しそうだからな」


 ペラさんの提案に二人はあっさりと快諾した。

 その様子から、それほどこの場所に執着はなさそうに思えた。

 しかし、ペラさんがアルバ様に詰め寄った。


「あら、情熱的なあなたが欲していた場所よ、もう少しゆっくり見学していけばいいじゃない?」

「何言ってるんだお前は、一つの事だけに固執するのは良くないと婆ちゃんも言っていた、俺はそれを信じる」

「ふーん、そう」

「ほら、とっとと行くぞお前ら」


 アルバ様は心広いお方だ。そう思いながら私たちは早々に南を後にした。


 しかし、こんな早々に火属性を後にする生徒は少なかった。

 その様子に、そこか不安になりながら北へと向かった。

 すると、徐々に熱された体が冷やされていくような気がした。


  それが、普段の体温に戻っていくものなのか。

 はたまた水属性の拠点である北に向かっているからなのかはわからない。

 しかし、冷やされていく体に心地よさを感じていた。


 しばらく歩いて水属性の拠点へとたどり着いた。

 すると、そこにも多くの人が集まり、歓迎されている様子だった。


 個人的にはここの空気感は体に馴染むというか、居心地の良さを感じた。


 至る所に水がよく流れていて、チョロチョロ、チャプチャプと心地の良い音まで聞こえてきている。


 さながら雨の日の様な気分だった。


 そんな事を考えながら、水属性の見学をすることになった。

 火属性とは違い落ち着いた雰囲気。 

 具体的な座学や実践などの魔法に関する事が繰り広げられている。

 その様子は、私にはとても魅力的に思えた。


 私はすぐさま、他の三人にも意見を聞いてみようと思った。

 すると、突然凄まじい寒気を感じ取った。

 その異様な状況に、思わずその場で立ち止まってしまった。


 ゾクゾクと足元から湧き上がる寒気。

 しかし、それが何度も感じたことのあるモノだと感じ取った。

 直後、コツコツという足音が徐々に近づいてくることに気付いた。


 周りに人がいるのだから、そんな足音はただの雑音に過ぎない。

 だが、私の耳に入ってくる足音は妙に存在感があった。

 そして、思わずその足音の方へと目を向けた。

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