エンドロール
本作を最後までお読みいただき、ありがとうございました。
本話では「エンドロール」と称して、主な登場キャラクターの完結後の足取りをそれぞれ少しずつ紹介していきます。主人公はじめ、主要な人物からスポットを当てていきます。
今回の連載では、コンテスト向けに一本道のストーリーを駆け抜けるように描いてきました。もっと余裕があれば寄り道をしたり、掘り下げて描ける部分もあったかと思います。
このエンディングは絶対のものではなく、数ある可能性のひとつ、と考えております。
……以上、前置きはこのぐらいにしておきましょう。
――それでは、エンドロールの幕開けです!
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【破瀬鋼侍】
初のX級ダンジョンを攻略した世界最強の探索者の1人として、数々の伝説を残す。
約1年の交際期間を経て、2034年12月に叶純と結婚。多くの人に祝福される。その後の15年間で7人の子宝に恵まれた。
2038年、探索者ランクの公式認定基準に見直しが入ったことによって、叶純と共に「XX級」の探索者に初めて認定される。これがX級を超える探索者の最高ランクとなる。鋼侍たちが現役の間、2人以外の「XX級」探索者が世に現れることはない。
【天王寺叶純】
鋼侍と並ぶ最強の探索者の1人として、鋼侍に負けず劣らず様々な伝説を残す。
特に7人目の子供を産んだ後、わずか1か月で探索者として現役に復帰し、世間を驚かせる。約1年ぶりに配信視聴者の前に姿を現した彼女は、37歳という年齢にも関わらず、容姿も実力も全盛期のままだったと言われる。
絶大な攻撃力を誇る彼女は海外でも人気が高く、探索者業界における世界的な刀ブームの火付け役となる。
彼女の持つ特殊スキル【比翼連理】は、夫婦生活の様々な場面で事故を起こすが、約2年かけてスキルのコントロールを覚えてから事故は減った。
【破瀬さらら】
高校卒業後、日本ダンジョン大学に進学。研究者の道へ進む。
大学在学中にバルディア国に1年間留学し、カリム・アッ=サイヤードと仲を深める。
帰国後の2037年6月、大学卒業を待たずにカリムと結婚。約2年後、元気な三つ子の赤ちゃんを出産する。
研究面では、自らダンジョン・オペレーターやダンジョン・マスターとして活動した経験を活かし、ダンジョン学に関わる様々な分野で画期的な成果を発表する。それによって、世界的に有名なダンジョン学の権威となる。
【破瀬守、祭離】
2人は共にしばらく『霊界』に留まり、鋼侍とさららの行く末を見守る。それは、さららの最初の子供が1歳を迎えるまで続いた。
その後は再び輪廻の輪に加わり、それぞれ新たな世界へと転生する。
一時的に別々の世界で生きることになるが、強固な因縁で結びついた2つの魂は、未来での再会を約束されている。
【神楽屋寧々】
叶純と鋼侍の結婚から約10か月後、亡き姉の夫だった天王寺和馬からのプロポーズを受け入れ、結婚する。
結婚式は挙げなかったが、大企業グループの総帥との結婚は世間でちょっとしたニュースになる。
結婚を契機に、探索者活動から完全に引退。ギルド『スター・ウィッシュ』の団長職は鋼侍に譲り、自身は社長として裏方に回った。
和馬との間に2児をもうける。
義母となってからも、叶純からは「姉さん」と呼ばれ続ける。
【四方津世音】
「国内最強」の座を鋼侍に明け渡した後も、大阪を拠点にギルド『無明六文衆』の団長として第一線で活動し続ける。
40歳になるまで数多くのダンジョン探索に挑む。
その後は惜しまれながら探索者活動を引退し、後進の育成に力を注ぐ。
【リタ・フェニックス】
2038年に実施された探索者ランク認定基準の改訂によって、「最強格の1人」という肩書きを失うことになる。しかし、むしろそれを適正な評価と認め、以前よりも前向きに探索者活動に励む。
バルディアX級ダンジョンの攻略作戦以降、一生を通して鋼侍や叶純と良好な友人関係を維持する。
私生活では、2035年のU-17世界探索者競技会で活躍した歳下のアメリカ人のX級探索者と恋に落ちる。その後、交際1か月で結婚に至り、周囲を驚かせる。子宝にも恵まれ、公私ともに充実した幸福な人生を歩む。
【津川瑠依】
破瀬鋼侍のX級探索者認定や、バルディア国への日本人探索者チームの派遣など、数々の前例のない事態に的確な対応を行った手腕が評価され、異例のスピード出世を果たす。
若くしてダンジョン管理局の局長を務めるようになった後、「恵良長官の後継」と噂されるようになる。
【天王寺和馬】
巨大企業集団である天王寺グループの総帥として、リーダーシップを発揮し続ける。
叶純と鋼侍の結婚には最後まで渋い顔をして抵抗を見せていたが、結婚式では感極まって号泣する姿を見せる。いざ初孫が生まれると、手のひらを返したようにデレデレの好々爺となった。
叶純の結婚から数か月後、亡き妻の妹にして身近な理解者でもあった神楽屋寧々に意を決してプロポーズ。受け入れられ、再婚に至る。
かつて妻を失った反動からか、後妻となった寧々には過保護とも言える溺愛ぶりを見せ、生涯彼女を愛し続ける。
【如月綺花】
破瀬鋼侍や天王寺叶純の特異な能力に目をつけ、2人の協力を得て魔素生態学などの分野で様々な発見をする。
……しかし、他の探索者での再現実験では満足な結果を得られず、2人に関する研究は賛否が分かれる結果となった。
自身の知的好奇心を最優先する彼女は、「それはそれで面白い」として、隙あらば2人に怪しげな実験への協力を呼び掛ける。
【ナジャ・アッ=サイヤード】
父の仇を討ち祖国の平和を取り戻した後も、バルディア国の数少ないトップ探索者の1人として第一線で活躍し続ける。
カリムがさららと結婚してからは毎年1度は日本を訪れ、趣味の漫画やアニメを中心に日本文化を満喫しつつ、破瀬家と交流を続ける。
【カリム・アッ=サイヤード】
X級ダンジョン攻略作戦時の経験を活かし、バルディア国内のダンジョン探索におけるダンジョン・オペレーター職の伝道師になる。
さららがバルディアに留学してきた際に仲を深め、彼女の帰国後すぐ、日本のダンジョン探索のノウハウを学ぶ名目で日本へ渡る。
その後、さららと結婚して日本に帰化することを決める。
【雨江輝人】
『龍ノ顎ダンジョン』に違法侵入して処分を受けた後、この世界で【原作主人公】として振る舞うことはできないと理解し、一時は廃人のように無気力になった。
しかし、家族や同僚の励ましがあって持ち直す。
その後、ダンジョン対応戦隊を退職して民間の探索者ギルドに移籍し、トップ探索者の1人として活躍を見せる。
雨江はギルド内で、特に後輩探索者に厳しいことで評判になる。新人に口を酸っぱくして「身のほどを知れ」と語る姿がよく見られた。
【リヴィエ】
自身が管理する世界の1つに転生してきたレグラを、神として正しい方向へ導くべく、厳しい試練を与える。
また、テラの計画によって進行する世界の融合において、2つの世界の住民に不幸や混乱が起こらないように手を尽くす。テラに対しては苦手意識があるが、下界の民のために我慢して手を取り合う。
1年に1回ほど眷属のウンディーネを介してさららと連絡を取り、おしゃべりに花を咲かせる。
【ヘリオス、ニュクス】
和解した2柱の神は、協力して数多の世界の平和と秩序を守り続ける。
それぞれ元眷属である守と祭離(ネメシス)の転生後の様子を、ときどきこっそりと見守っている。
鋼侍を主役とした『下剋上ざまぁ配信』のときにニュクスが創り上げた『配信魔法』は、引きこもりの神々の間で長きに渡って大流行した。ニュクスは天界に「配信の神」としても名を轟かせた。
【レグラ(レギル・ハセクォード)】
リヴィエの管理する世界の1つに、下級貴族の末息子「レギル・ハセクォード」として転生する。
「自分の家名に怯える奇妙な子供」として知られるが、それが親戚である伯爵令嬢の目に留まり、やがて婚約に至る。
彼女や家族を通して、その後の人生をかけて人の心と愛を学ぶ――かもしれない……。
【テラ】
鋼侍から受けた「神殺し」のダメージの余波に苦しみながらも、自ら創った77の世界の管理と課された「罰」の遂行に全力を注ぐ。
眷属の教育方針を見直すため、ときどきリヴィエに相談を持ちかけるが、2回に1回は冷たくあしらわれている。
(終)
以上、おまけのエンドロールでした。
これで本当に終わりです!
最後までお読みいただき、本当にありがとうございました!!




