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恋のはじまりは  作者: REN
1/3

昔から?

いろんな恋のはじまりってありますよね?

こんな恋の始まり方もあるのかな?なんて書いてみました。

お互いの気持ちって、なかなかわからないものです。

恋する一歩手前まで。の気持ちで書きました。

続編考え中で~す!


物心ついたときから、何故か嫌われいた。

「サトルくんなんてだいっっきらいっ!!」

でもさ。

公園をはさんでお向かいさんなトモちゃんとはよく会う。

もちろん保育園だって一緒だった。


「さとる君なんか嫌いなんだからっ!!」

小学生にもなると、近所の友達大勢と遊ぶこともある。

その中にも友ちゃんがいるから話すことは多々あったわけで。


「悟君なんか嫌い。もう話たくもないっ!!」

たまたま一緒になった中学校の修学旅行。

俺だって男だからさ。

友達ダチとちょっとエロい話だってするんだよ。

ちょっと聞こえたくらいでそんな言い方しなくても・・・ねぇ?


「悟、マジウザイ」

友子は少し世間に揉まれて・・・いや、揉まれ過ぎたね。

高校に入って、学校も違って。

たまに、玄関先で見かける友子の友達はとっても近寄りがたかった。

公園にたむろしてた友子と目が合ったとき、知らない人みたいだった。


そして、就職。

それなりに恋愛経験を積んで、今の彼女は人生で3人目。

今まで一番長続きしている。

今日だって今からデートなんだ。

ふと、窓の外を見るとちょうど友子が玄関から出てきた。


まっすぐ公園を横切ってこっちへやってくる。


俺の視界の届かないところに消えたと思ったら玄関の開く音。

おじゃましまーす。この声は・・・。


バタンッと大きく開いた自分の部屋のドア。

開けたのは友子。

友子が家に来るのは10年ぶりか?

たしか、小学生の頃近所のやつらと誕生日会をした日以来だ。


「悟・・・」

友子は口を開けば嫌い嫌いと言ってたな。

荒れていた友子は短大に入るとすっかりおちついて、高校時代が嘘のようだった。

親しいわけじゃないから、外見でしか判断できないけれど。

今日も女の子らしくフンワリとしたスカートだし、色だって春色だ。


「なんだよ。俺これから出かけるんだけど。ってか、何かってに入ってきてんの?」

突然すぎる訪問に捲くし立てるように言葉が口から出てくる。

友子は俺の名前を呼んだ後、俯いたまま黙ってしまった。


「最近嫌いって言ってないから、わざわざ言いにきたのか?確かあれは高校の・・・」

最後に言われたのはいつだったか。

よく覚えてなくて考え込んでいると、突然はじかれたように顔を上げた友子が思いっきり俺に突進してきた。


「なっ・・・いってーーー」


大人になったと思ったら子供染みたタックルかましてきやがって、とうとう言葉だけじゃ物足りず、行動に出るようになったのか?

「お前なぁ、俺が嫌いなのはしょうがないとして、そこまでしなくても・・・」


思いっきり部屋の壁に頭をぶつけた。

友子は俺をしっかりホールドしたまま動かない。

けれど壁に押し付ける力は強い。

男の俺には軽々とどかせる力だけど。


「友子?」

名前を呼んだ友子の体はピクリと反応を示した。

けれど、そのまま動かない。

「友子、離れろよ」

もう一度話しかけるとやっぱりピクリと反応を示す。

けれど、やっぱりそのまま動かない。


アレから10分。

思うようにやらせればいい加減飽きるかと思ったけれど、一向に動かない。

たまに呼びかける声には反応をしめす。

けれど、それ以上のアクションは起きない。

そろそろ出かけないと、約束の時間に遅れてしまう。


「友子、俺約束があるんだ。だからそろそろ出かけないと・・・」

小さな声が聞こえる。

何か言ってるんだろうけど、俯いた友子の声は聞きとりにくい。

「全然聞こえないよ。友子、本当に時間が・・・」


「何よっっ!!」

突然友子が俺を突き放す。

と、言ってもすでに壁に押し付けられていた俺はグッと押された衝動で再度頭を打った。

何故か鼻息も荒く興奮している友子。

何年かぶりに会話(会話なのか?)をしたと思ったら・・・コレだ。

友子の見上げる瞳は怒っているようで、興奮したせいか目が潤んでいる。


「悟なんか・・・悟なんか・・・」


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