皇女とオリジン②
連絡
前回までに投稿されていた部分にあったルビ振りを全てなろうの方のルビ振りにしました
これで#とかの邪魔な奴は消え去りました^^
「・・・護衛をするのは構わない。ただ一つ教えてほしい」
「なんでしょうか?」
「なぜ、オリジンヒューマンに会いに行く」
「・・・他言無用でお願いしますね」
「ああ」
俺が頷くと、彼女はニコリと笑顔を見せて話し出した。
「現在、エイブレイル神聖国は魔王軍に攻め入りられております」
おいおい。マジかよ。
オリジン狙ってるからこっちにも来てるとは思ってはいたが、まさか国攻めしてるとはなぁ。
「幸い魔物達のレベルが低いため冒険者、騎士たちで均衡を保ってはおりますが、如何せん向こう側は魔物。倒しても切りが無く、いつまでこの状況を保てるか・・・」
「それでオリジンに助力を求めようと?」
「ええ、オリジンの力を借りられればこの状況も覆せるはずです」
あくまで憶測か。
うーん、まあ魔物のレベルによるが確かにオリジンヒューマンなら対軍魔術も使えるし戦況はひっくり返るだろうがな。
「・・・だが、もし協力を得られなかったらどうするんだ?」
「その時は、またその時に考えます」
おぉう、ノープランとな。
ピコン
caprice:行き当たりばったりだぁぁぁぁぁwwwwww
うるせぇ。
「まあ、話は分かった。護衛の依頼は受けよう。俺も原初の神殿に用があるからな」
「ありがとうございます! では一時間後に王宮の門にお願いします」
「わかった」
「では、私どもはこれで失礼いたします」
彼女は一礼すると騎士を引き連れて部屋を出て行った。
「ふぅ・・・。さて、準備しますか」
「マスタマスタ。協力得られると思う?」
「んー、どうだろう。そればっかりはオリジンの意思だからなぁ」
「そっかー。ま、最悪うちらが手助けすればいいよね」
「そうだな」
むしろ、俺たちが手ぇ出した方が早い気がするが、まぁ今は流れに身を任そう。
原初の神殿に用があるのは確かだしな。
『ふむ、オリジンヒューマンか。人型の同胞と言うのは興味があるな』
『ですねぇ』
事前情報がなかったらNPCかと思うくらいだからな。アレ。
最初、それで何人の犠牲者が出たことか。
一時間後、王宮前まで向かうと門前では十数人ほどの騎士たちが待機していた。
そこに近づくと、気が付いた騎士の一人がこちらに剣を向けて警戒する。
「何ようだ」
「依頼されてきた冒険者だ。ほれ」
偽造カードを見せる。
名前がノワールの金級冒険者となっている。
カプリスも勇者としてもらったギルドカードを見せた。
彼女は侵攻などの功績により銀級までランクが上がっていた。
「失礼した。もうじき出発なので待機していてください」
カードを確認した彼は剣を収め頭を下げてくる。
「了解」
近くの壁を背もたれに座り、隣にお座りしているギルターを撫でながら待つことにした。
「原初の神殿ってそこまで魔物強くなかったよね」
「ああ、だからちょっと強くなったプレイヤーが迷い込んでオリジンヒューマンと戦闘になるんだよ」
あれは運営の罠に違いない。
こっちの大陸が解放されたころは皆騙されて死んでたからな。いい思い出だ。
ちなみに俺もその一人。
しばらく、談笑やらギルターをモフモフして待っていると門が開いて豪華な馬車が出てきた。
さて、仕事だ。
俺達は立ち上がり馬車の方へ向かった。




