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第19話 悪魔と契約した女



タンクの女性はギルドにいて、退治クエストで出発直前だった。

中々に、いかつい装備を身に着けていた。


彼女は、一言で言えば『迫力のあるお姉さん』だ。


髪はクセのないストレートで、銀色がかった薄い亜麻色。

ヘアスタイルはボブで、グラディエーションカットしている。


眼は黄色っぽい茶色。鼻筋の整った顔立ちをしている。


唇は、オレンジがかった朱色。キッと結んだ口元が、意志の強さを表す。


彼女を特徴付けるのは、全身からほとばしる、マッチョな雰囲気だ。

いわゆる『ダイナマイト・ボディ』である。


たわわに実った胸部。はち切れそうな臀部。


全身黒の厳つい甲冑に身を包んだその姿は、妙に倒錯的で、そそるものがあった。



ギルドでは、レイド参加ということで、多数の人が待っていた。

ただ、彼女のところだけは、空間が空いている。


ギルドのお姉さんに「このレイドって、飛び入り参加可能?」と聞いてみると、

ゴブリン退治ということで、我々のレベルでも参加OKらしい。

飛び入り参加に近い形で参加する。


空いている空間に入って、

「ここ、空いてます?」

と聞いてみる。


彼女は、ジロッとこちらを見て

「近寄らない方がいいぞ。」

と言ってきた。


「?」

怪訝な顔をしていると、

「オマエ、新入りだろ?」

「そうだけど?」

「私に近づかないほうがいい。私は『悪魔と契約』しているらしいからな。」

と、嫌な笑いをしながら言ってきた。


オレはニッと笑いながら、

「そういうジンクスは、信じない方でね。」

続けて、

「アンタ、タンクだろ? こちらは魔法使いとアーチャーだ。

オレ達がバックアップやるから、即席パーティ組まないか?」


彼女は、

「オマエ、回復魔法を使えるのか?」

オレはニカッと笑って、

「効率は悪いけどね。ゴブリン退治くらいなら、大丈夫。」


彼女は少し考えて、

「私にヒールしてくれる物好きがいるなんてね。やってくれるならお願いしようかな。」

手を差し出してきて、

「マリベルだ。」


握手しながら、

「ケンター。ケンとでも。」

「メルエル。メルと呼んで。」


こうして、3人の即席パーティが決まった。






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