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もう、無理です!!


「は、はい!」


名前を呼ばれ、サッと振り返る。


意外に近くにいた永瀬さん。

私の勢いと相まって、ぶつかりそうになった。


「あっ!」


手に持っていたカップがゆれる。


そして……、


永瀬さんにコーヒーがかかってしまった。


白いシャツに、茶色いコーヒーの色が浮かぶ。


た、大変だ!


「シミになるまえに洗わないと!」


私は、慌てた。


永瀬さんは、


「そうですね、ちょっと洗ってきます。」


シャツのボタンをはずしていきーー、

ためらいなく、バッと脱いだ。


えーー、待って、待って!!!


ーーランニングシャツ1枚になった永瀬さん。


しかも、至近距離にいる。


す、素肌の量が多くて、直視できないっ。


ーーこれ以上は、もう無理だ。


「し、失礼しました!!」


回れ右をする私。


「相沢さん……!」


困惑した永瀬さんの声がする。


振り返ることもできず、

私は部屋から逃げ出していた……。













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