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10年後に討伐される魔王   作者: うずまき
第3部 円環の騎士団編
50/103

第47章 炎魔騎士テスタロッサ

ここはとある世界の魔王城


魔王カズマサが魔王に就任してから4年の時が流れ

転生前は高校生だった彼も今では成人となる年齢を越えていた。



現在魔王軍はとある組織の台頭によって存在意義が危ぶまれている状態であり

カズマサはその組織の対策に追われる日々が続いていた。



マリー「魔王様!アルザークのフラワーさんより伝令です!円環の騎士団が出現したとの事です!」


カズマサ「了解した…すぐにゲートを開いてくれ…俺が直々に行って来る…」


マリー「魔王様!私もご一緒に!!」


カズマサ「マリー…各国の配下と連絡が取れるのは俺とお前だけなんだ…どちらかは残った方がいい…」


マリー「魔王様…」



組織の名は円環の騎士団(エターナルナイツ)


魔王の側近であるマリーが禁術で召喚した、古の炎魔王バルフォースが立ち上げた組織であり

炎魔王を含む12体の騎士達はいずれも魔王であるカズマサと同等かそれ以上の強さを誇っていた。



魔王軍から独立した彼らは全世界に宣戦布告をしており

魔王としての立場を失ったカズマサは、世界各国に魔王軍のスパイを送り込み

情報を収集してら自ら防衛戦に出向いていた。



今日もまた円環の騎士団の出現を聞いた彼は、マリーのデビルズゲートで雷の国アルザークへと向かい

そこで配下のがいこつ兵達と共に防衛戦へと挑む事となった。



テスタロッサ「魔王自らが出迎えてくれるとはな…どうやら俺は当たりを引いたらしい…」


カズマサ「新顔だな…」


テスタロッサ「俺の名は炎魔騎士テスタロッサ!炎魔王とは親友でな…現職の魔王よ…熱い闘いを期待しているぞ!!」



炎魔騎士テスタロッサ


身長約3メートル

黒いマントに赤と紫の混ざった鎧を纏う爆炎の騎士は

右手に魔槍テスタロッサ

左手に魔盾スクーデリアを持つ、攻守においてバランスの取れた円環騎士団の切り込み隊長であり


かつてブラスターの武術大会に参加したカズマサは、無意識に偽名としてテスタロッサを名乗っていた。



彼が元となった魔槍テスタロッサは現在ブラスターの家宝としてホルス王子が所持しており


初対面ながらも

2人はお互いに共感出来るものを感じていた。



カズマサ「(この体格差…魔王補正を持ってしてもパワーでは奴の方が上か!?)」



交わる2人の魔剣と魔槍


初撃で彼の攻撃から熱い魂を感じたカズマサはこの闘いに胸を踊らせた


パワーではテスタロッサに分があったが魔力では魔王であるカズマサが凌駕しており


近接戦闘で打ち合いつつ

隙を見つけたカズマサは必殺の魔法攻撃を放った。



カズマサ「我が暗黒の炎よ…無数の魔弾となりかの敵を焼却せよ!!」


テスタロッサ「!?」


カズマサ「暗黒の(ダークネス)爆炎連射(ラピッドヘルフレイム)!!!!」



カズマサの背後に出現した暗黒の魔法陣


魔法陣から放たれた黒い魔力弾は圧倒的な弾数でテスタロッサに襲いかかり

彼の鎧を損傷させる大ダメージを与えていた。



その弾数は108発にも及んでおり


魔盾スクーデリアが無ければこの攻撃で終わっていただろう。



カズマサ「ハァ…ハァ…」


テスタロッサ「何て魔法だ…我が鎧を損傷させこのスクーデリアにひびを入れるとは…ならば…こちらも奥義にてお応えしよう!!」



大技で体力と魔力を消耗したカズマサに迫るテスタロッサの奥義


彼が魔槍で魔法陣を描くとそれが上空へと移動し

64発の炎槍が降り注いだ。



カズマサ「な…なんだと!?」


テスタロッサ「炎槍(フレイムオブ)の裁き(ジャッジメント)!!!!」



咄嗟に炎のバリアを展開するカズマサ…

何とか全ての槍を防いだ彼だったが


テスタロッサの攻撃はこれで終わりではなかった。



テスタロッサ「1度目の裁きは執行猶予だ…炎槍は2度裁きを与える…!!」


カズマサ「2撃目だと!?まさか!!?」


1度目の裁きでバリアが限界を迎えていたカズマサ


テスタロッサが魔法陣に魔力を送ると地面を貫通していた槍が魔法陣に向かって浮かび上がり


地面から64本の炎槍が突き出る形で再び彼に襲いかかった。



カズマサ「ぐあああああっ!!」



バリアを破壊され

両肩を貫かれるカズマサ


何とか急所は外したもののダメージは大きく

状況は極めて劣勢となった。




カズマサ「見事な技だ…2弾構えとはな…今後の参考にさせて貰うぜ…」


テスタロッサ「それはお前がこの攻撃を受けて生き残る事が出来たらの話だ!いくぞ!我が魔槍の一撃を喰らうがいい!!」



カズマサに迫る魔槍の一撃


テスタロッサもかなりのダメージを負っていたが彼ほどではなく


この窮地に

過去の出来事が走馬灯のように蘇った。



その間僅かコンマ数秒


カズマサは過去の思い出から状況を打開する策を見つけ出し

相手の攻撃に合わせて後ろに飛び上がっていた。



テスタロッサ「!!?」


負傷した彼の肩では正面から受け止める事は困難だったが

カズマサは後ろに飛び上がる事で角度をずらし

更には勢いを和らげていた。



高校時代の力0で投げられる受け身の技術を応用した結果であり


槍を捌いたその隙に

彼は魔剣の一撃を叩き込んだ。



カズマサ「魔炎斬(フレイムセイバー)!!」



炎を纏った魔剣の一撃


肩の負傷で完璧な威力ではなかったがテスタロッサを戦闘不能に追い込むには充分なダメージを与えおり


彼自身も反動でダウンする事となった。



テスタロッサ「ぐふっ!!」



互いに崩れ落ちダウンする両者…

闘いは痛み分けとなり


そんなカズマサの前に出現したゲートから

タイダルの王女フィディオが姿を現した。



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