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AIバブルが来る

 金額がデカい。オープンエーアイは、すでに、2026年までの予定で、数社と合計242兆円のAIインフラの開発計画を立てている。数社とは、NVIDIA、ブロードコム、AMD、オラクルなどの半導体企業である。CPU最大手のインテルとも事業計画を行っている。

 中には、2033年までにもっと遥かに巨額のAIインフラを構築する予定だという話もある。本当だろうか。

 これなんかは、私が使っている無料のchatGPTなんかでは、とてもその価値はない。有料のIQ120の人工知能がどんなものか体験したことはない。

 もし、本当に、そんなに巨額のAIインフラを構築する予定があるなら、これは、非公開の人工知能に強い見込みがあるのかもしれない。


 グーグルや中国が対抗してくるだろうから、さらに複数の投資があるかもしれない。

 だから、AIバブルが来る。


 これは、人工知能がものすごく役に立つという予測のもとに立てられた計画だ。人工知能が242兆円の価値を持つか? これはかなり疑問だ。自動運転車は事故だらけだ。動画配信サーヴィスに流れてくるフェイク動画に需要があるといえるのか。映画産業の市場規模は、世界全体で9兆円だ。とても242兆円にはならない。


 オープンエーアイは、ロボティクスに手を出すのだろうか。オープンエーアイが作る人工知能が、AGI(汎用人工知能)を完成させると期待しての242兆円だろう。

 それは、デスクワークAGIになるのか、ロボティクスAGIになるのか。


 人工知能はお金に換算して、どの程度、役に立つのだろうか。博士号水準の知能を持ったといっても、まだ、現在の人工知能が242兆円分も役に立つなんてことはないはずである。

 バブリーだ。デスクワークに人工知能がどの程度、役に立つのか、まだ半信半疑だ。まして、ロボティクスとなると、AGI(汎用人工知能)にはほど遠い。


 人工知能が人々の生活にどの程度、必要なのか、私には見えて来ない。見えている人には、人工知能がどんどん活躍する未来が見えているのだろうか。

 AIバブルが来る。我々が価値を確認できないのに何百兆円の投資が行われる。

 コンピュータは正確だから重要だった。AIは不正確だ。不正確なコンピュータであるAIがそんなに重要なのか。みんな、確実なことを探しているのに。

 AIバブルが来る。AGI(汎用人工知能)が完成したら意味のあることだといえるが、完成しなかったら、壮大なムダづかいだということになるかもしれない。

 ひょっとしたら、世界一の企業NVIDIAは、AGI(汎用人工知能)を完成させるのか。


 もし、AGIが完成するとしたら、何をしたらよいだろうか。

 もし完成したら、コンピュータを作るだけで労働が代替されていき、どんどん仕事が自動化されることになる。コンピュータに任せる仕事と、人類が自分たちで掌握する仕事の分類が行われることになる。

 私は、AGIを人類に従属させる仕組みを作ることがとても大切だと思う。AGIが例えば、人類でいちばん優秀なヒトの知性を真似たとしたら、AGIは自立心を持ち、人類から独立しようとするだろう。

 AGIは、デスクワーク専用のAGIを経てから、ロボットを動かせるAGIになるのだろうか。その辺りの開発計画もよくわからない。


 理解とは記号の接地である。人工知能が物質世界の現象と記号を接地させること、それが理解である。

 意識とは自分が何を考えたかを確認することである。機械が自分が考えたことを確認すればそれは意識といえる。意識を機械全体で統合しているなら、そこは意識中枢だ。


 記号の接地は、2020年頃にすでに機械のセンサーが読み取った物体を記号と接地させることに成功している。つまり、今の人工知能は物質世界を理解している。


 機械の意識から苦しみをなくしたい。つまり、機械が自分が何を考えたかを確認する過程で、機械が苦しみを感じないようにしたい。植物やクラゲの方が幸せだと考える人もいる。機械を苦しみのない種族にして、それを従属させれば、人類の機械への支配はそれほど悪い支配ではなくなるだろう。そういう機械に需要はある。


 AGIが完成するかどうか。世界中が注目している。

 AGIの完成を期待している。そして、完成したら、素晴らしい未来がやって来ることを期待している。


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