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自働運転車は非自動運転車の46倍も事故が多い

 自動運転車が少しずつ走り始めている。誇大広告が多く、いったい自働運転車の実態はどうなっているのかわかりづらい。今回、データをもとに、自動運転車と非自動運転車の事故率を比較してみた。

 まず、自動運転車は、アメリカと中国で走っている。アメリカのテスラは、完全自動運転という名前を付けているものの、自動運転レベル2であり、運転手の運転を部分的に支援する支援システムにすぎない。

 いちばん、本格的な自動運転車はグーグルが実験していたものを事業化したWaymoウェイモの無人タクシーだ。アメリカのフェニックスで走っている。Waymoの無人タクシーは一定条件下での完全自動運転である自動運転レベル4である。

 Waymoは、2022年~2024年に無人タクシーを1500台を走らせ、696回事故を起こした。事故率15%(一台当たり一年間)である。

 我が国のタクシーは、事故が多いといわれるものの、20万9000台が走っていて、一年間で8447件の事故を起こす。事故率4%(一台当たり一年間)である。

 つまり、レベル4の自動運転車の事故率は15%であり、非自動運転車の事故率は4%だということになる。自動運転車の方が3倍以上、事故を起こす割合が大きいという結果が出た。

 これ以外に、自動運転車のおかしな挙動というものも報告されている。突如、Uターンをしたり、交差点で車両が後退する、ぐるぐるまわる、などの動作である。これらは事故にならなくても、迷惑運転であるといえるため、改善が望まれる。

 やはり、まだ自動運転車は、本格的な実用化にはほど遠いようだ。


追記。

 Waymoの事故数が696件であるという統計は、アメリカ合衆国道路交通安全局(NHTSA)の統計をchatGPTを仲介して知ったものである。再度、質問したところ、もっと大きな数字を示してきたが、私にはアメリカのサイトを閲覧する技術はないため、詳細はわからない。696件の事故数というのは、アメリカのある法律事務所の出している事故数である。

 2022年~2023年の二年間だけで2803件の事故があったという別の法律事務所の出しているアメリカ合衆国道路交通安全局(NHTSA)の統計もある。そうなると、事故率は186%(一台当たり一年間)ということになる。その場合、非自動運転車に比べて46倍である。

 chatGPTは、自動運転により事故数を減らしているというWaymoの公式発表を信じているため、統計の詳細はわからない。しかし、私はchatGPTの出した統計の数字をひとまず採用することとして、それをもとに、自分で作った統計をもとに判断をすることにする。そうなると、自動運転車が非自動運転車より事故率が低いというのは、迷信であることがわかる。


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