第一章「約束された災厄」 プロローグ
数千年前、戦争で壊滅状態になった世界。その時、一人の人物が禁じられた「■■」を使い、復興を果たした。しかし、その力には代償があり現在、その代償が現れ始めている。
主人公アニマは、神秘の星から来たとされる力の謎を解くため、宇宙を旅する決意をする。
果たして彼がたどり着く結末や■■の真実は何か?
願いには、必ず代償がある。
世界が滅ぶのに、長い時間は必要なかった。
数千年前。
終わることのない戦争は、大地を焼き、海を濁らせ、空からは光さえ失われた。
人々は故郷を失い、家族を失い、明日という希望さえ失っていた。
世界は、静かに終焉へ向かっていた。
その時、一人の神が禁忌へと手を伸ばす。
――星律
神の星からもたらされたと伝わる、世界の法則を書き換える力。
それは願いを叶える。
だが、その奇跡には必ず、世界が定めた代償が伴う。
神は知っていた。
この力を使えば、自らは神ではなくなることを。
神格も、権能も、永遠に等しい命も、すべて失うことを。
それでも、彼は迷わなかった。
世界を救うために。
そして、世界は救われた。
人々は再び笑い、文明は蘇り、平和な時代が訪れる。
誰もが、英雄の奇跡を語り継いだ。
しかし、誰も知らなかった。
星律が奪う代償は、神一人の命だけでは足りないことを。
世界に刻まれた歪みは、数千年という時を経て、
"災厄"という形で、再び世界へ降りかかることを。
そして今
その約束の時が、訪れようとしていた。




