第22話 部長復活!
午前8時35分。俺と未來は家を出た。未來は抱きついて、胸を触ってから口をきかない。まぁ、当然であるが…
俺と未來は会話をしないで弓道場についた。中ではすでに陽一と塔矢がソファーに座って待っていた。まだ足が痛いようだ。
「塔矢君、陽一くん、おはよう。」
「おぅ、未來ちゃん。おはよう。」
「まだ足痛いの?」
「まぁね。でも、俺たちより久一の心配してあげれば?」
「いいの、久一は平気そうだから。」
「えっ、そんなはずはないだろう?それともなんかあったのか?」
未來は顔を少し赤くして、
「ちょ、ちょっとね。」
未來が陽一、塔矢と話している中、俺は肩を叩かれた。後ろを向くと、龍先生であった。
「ちょっと話がある。職員室へ行こう。」
「はい。」
俺と龍先生は弓道場を離れ、職員室に向かった。その時、未來、塔矢、陽一は俺と龍先生が出て行くのを見ていた。
職員室…
職員室は誰もおらず、俺と龍先生しかいない。
「久一くん、足は大丈夫か?」
「まだ、少し痛いです。」
「そっか。」
「そんな話をするために呼んだ訳ではありませんよね、早く本題に入りましょう。時間が無駄です。」
「よくわかったな。じゃあ本題に入ろうか。」
「はい。」
「君は部長を続けるのか?君は昨日部長失格だと言ったな。」
「はい。」
「君は部長を続けるか?やめるなら陽一を部長にするが。」
「陽一が部長になることはありません。確かに昨日私は失格だと思いました。けど、このままで終わりたくないんです。龍先生が許すなら部長を続けさせてもらいたいです。」
「久一くん。私は君がやる気なら君に任せるよ。」
「ありがとうございます。」
俺はまだ部長を続けることができた。それは、未來の力もあったからだ。未來に感謝した。
「あと、久一くん。」
「はい?」
「未來ちゃんの電話番号知ってるか?」
「えぇ。」
「なら、未來ちゃんに電話して、みんなを学校に連れてくるように言ってくれないか?」
「あ、はい。でも、何故?」
「今日は君たちに見せたいビデオがある。」
「見せたいビデオ?」
「あぁ、そうだ。」
俺たちが見るビデオの収録内容はある学校のある練習試合。しかし、それは衝撃を呼ぶビデオだった。




