第20話 信頼
未來と俺を除くものは皆、解散した。
「久一。」
未來が話しかけて来た。俺は未來とスポドリを買いに行く約束を思い出した。
「あぁ、スポドリを買いに行かないとな。」
「いいよ、私だけで行くから。久一は帰って休んで。」
「じゃあ、なんでおれを読んだんだよ。」
「少し話がしたくて…」
「じゃあ、スポドリを買いに行きながら、話そう。」
「だから、久一は休んで…」
俺は未來の話を聞かず、俺は未來の手を掴み、痛い足を我慢して走った。
「ちょ、久一!」
俺は未來の言葉を聞かず、スポドリが売ってる店に着いた。
「はーっ、はーっ…」
俺と未來は息切れをしていた。俺の足はブルブルと震えていた。それに気がついた未來は、
「久一。足、平気?」
「あまり、平気じゃない。だから早く買おう。」
「うん…」
俺と未來はダンボールのに入ったスポドリを買った。それを俺が持ち店を出て、弓道場に向かった。その間、会話は無かった。ただ、横に並んで歩き、気づけば弓道場に着いた。それを弓道場のフロアに置き、俺と未來は帰路に着いた。未來が俺に話があると言ってたので俺から切り出した。
「未來、話ってなんだ?」
「えっ?」
「さっき、俺と少し話がしたいって。」
「あぁ、うん。」
「じゃあ、話してみて。」
「じゃあ、少し久一には辛いかもしれないけど我慢して。」
「あぁ、わかったよ。」
「久一、今日の事で部長失格って思ってる?」
俺はまさか未來がその話をしてくるとは思わなかったので、少し驚いた。
「どうなの?」
「あぁ、思ったよ。そして、俺は部長に向いてないことも。俺は自分の事ばっかで周りを見てなかった。失格だよ。」
「私は久一が部長失格だなんて思わない。」
「未來は優しいからだよ。」
「私だけじゃないと思う。きっと龍先生も陽一くんも塔矢くんも。」
「じゃあ、なんだって言うんだよ。」
「失敗。」
「は?」
「だから、今日は久一は失敗したの。」
「失敗…」
「久一。私はここで久一が部長をやめてしまうほうが失格だと思う。それじゃあ、久一が言っていた自分の進化はできない。絶対に!」
「未來…」
話していると、俺と未來の家の間にいた。
「久一、部長やめないよね?」
「……。」
「久一!」
「あぁ…」
すると、未來は笑顔になった。そして、俺に抱きついた。
「ちょ、未來。」
「久一、頑張って。私は応援してる。久一ならきっとやれるよ、私は信じてる。」
「未來…」
「だから、部長をやめないで頑張って。」
未來は俺から離れた。未來は少し顔を赤していた。
未來は俺の顔を少し見て、家に入ろうとする。
「未來。」
未來はドアの前で立ち止まる。
「俺、頑張るよ。絶対に部長をやめずに頑張るよ!」
すると、未來はまたこっちを向く。長い髪がなびく。そして最高の笑顔で、
「うん。」
と言って、未來はドアを閉めた。
今日は失敗した。でも、明日からまた頑張ってやる。それが俺の意思だ!




