↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
4/5

3ー1

 あたしたちは日常的にパリピでいるわけじゃない。


 髪の色がほかの人より明るいとか、化粧してるとか、スカート丈が短いだとか、そんな理由でパリピと呼ばれている。


 それでもって趣味は渋い。


「みっちぃや、今年も編み物の季節がやってきたわね。ぐひひひひっ」


 そう、あたしとみっちぃがハマっているのがかぎ針編みのあみぐるみ作りなのである。


 べつに夏に作ってもいいんだけど、暑い時に毛糸触るの抵抗あるし、なにより頭の中が熱くて集中できないじゃん?


 そんなわけで、あたしたちは最近流行りのゆるキャラをどう編んだらあみぐるみになるのかの作戦を練り上げる。


「やっぱり基本は細編みなんだよね。でもさぁ、あたし最近レース編みにハマってて。ガーデン作ろうと思ってるの」


 みっちぃの口から意外にも大作が飛び出したものだから、あたしは驚いた。


「あとバッグとかも作ってみたいよねぇ。涼しくなると編み物愛がとまらないんだわ」


 あたしの言葉に、みっちぃがこくこくと頷いた。


「わかる。暑いうちは毛糸に触れたくないんだよね」

「脳内的にもやっぱり秋の夜長は編み物でしょ」


 そうして二人して、今度は棒針編みにチャレンジしてみる? なんて相談までしている。


 一本の糸からあみぐるみができたり、洋服や小物類まで作れるのって、やっぱりすごいことだよね。


 そんな話をしていたら、ゴローと碧がやってきた。


「今日帰りにカラオケ行かない?」

「行く〜っ!!」


 あたしは元気よく答えた。


 カラオケは日本の文化として定着したけど、やっぱりたのしいことはなんにもあきらめたくない。


 なんならカラオケやりながら編み物もできるし、ヨーヨーだってやってるかもしれない。


 あたしたちは今という時間を有効に使っているのだから、たのしいことしかしたくないっ!!


 そのためにも、テストで赤点なんか取ったりしない。


 そこいらへんはきちんとしている。


 だって、補習なんてしている時間がもったいないじゃない?


 そんなわけで放課後のカラオケがとても楽しみになったのだった。


     つづく

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。