神々に会った。なんか......凄かった。
浮遊感が収まった。目を開けるとそこには…
「やぁ、久しぶり♡今までで1番長い5年間だったよ♡」
「あぁ、久しぶり。元気そうでなによりだよ。で、隣の人は誰?」
リースの隣に見た目は15、6歳の少女が座っていた。 大人しそうな見た目をしていて普通に可愛い。
「え!可愛いなんて!そんなわけないじゃない!もぅー、お世辞はいいよ!あはは!」
…思ってたキャラと違った。めっちゃ活発なキャラだった。
「私は魔法の神『ファリスト』!君が魔法が好きだってリースに教えて貰ったから、スキルと加護を授けに来たんだ!あ、敬語はいいよ!タメ口でおk!d(˙꒳˙* )」
「そ、そうか。俺は佐藤和也、今はレインだ。よろしく。」
「こちらこそー!(* 'ᵕ' )」
「そして、僕は剣神『ロンスト』だ。よろしく。僕も敬語はいいよ。」
うお!急に後ろに現れたぞ!びっくりした。
「あぁ、俺は佐藤(ry」
ロンストは見た目は20歳くらいのイケメンだった。
「君が強くなりたいって言うから、そこの魔法神と同じようにスキルと加護を授けに来た。」
「あ、ありがとう。でも、なんで俺はこんなに優遇されてるんだ?他の転生者もこんなに優遇してたのか?」
「ん?いや、してないよ♡君だけさ♡」
(じゃあなんで…)と言おうとしたら、リースとファリストがコソコソ話し始めた。
「─ ─ ─?」「─ ─ ─ ─ ─ ─ ─!」「─ ─ ─?─ ─ ─ ─ ─ ─!」「─ ─ ─ ─ ─!─ ─、─ ─ ─ ─ ─!」「─ ─ ─ ─ ─ ─ ─!」
「─ ─ ─!」
……何話してるんだろう?ロンストと俺は完全に置いてけぼりだ。あ、終わったみたいだ。
…なんかリースがすごいモジモジしている。
「えーっとぉー…あのー…それはですね…」
…?
「ほら、言っちゃいなよ!(ボソボソ)」
「…ダカラ」
「え?」
「ス…カラ」
「ごめん、聞こえなかった。」
「好きだから…」
「……?聞き間違いかな?なんかリースに告白された気がするんだけど…」
「気のせいじゃないよ!リースはね!君の事が大好きみたいだよ!d(˙꒳˙* )」
…………ふぁ?
「「えええええええええええええ!?!?」」
俺とロンストが同時に声を上げた。ロンストは思考停止したみたいだ。
いや、ちょっと待て待て!リースが!?俺のことが好き!?( ˙꒳˙ )ファ!?なんかリース顔真っ赤だし!マジなの!?本気なの!?俺なんかが好きなの!?いや、ありがたいけど!
「…完全に一目惚れだよ…私の誕生日に死んでしまった人にこんなタイプな人いなかったからね…性格もいいし…運命かなって思ったよ…この魔法神にまで相談したからね…」
「いやー、私も驚いたよ!急に顔が真っ赤なリースが尋ねてきてさ!『好きな人が出来た』なんて言ってきたんだよ!数秒固まっちゃったよ!」
「…まじですか…」
「…まじだよ…」
たっぷり数分後…
「で、告白の返事は…どうかな?」
めっちゃ目を逸らしながら言ってきた。まぁ、俺もこの5年間、リースに会いたいと思ってたし、ぶっちゃけリースに会えた時はすごく嬉しかった。可愛いし、面白いし、隣にいても全然嫌じゃない。多分、俺もリースのことが好きなんだろう。そう自覚した途端、めっちゃ顔が熱くなった。まぁ、告白の返事は分かりきっている。
「こちらこそよろしくお願いします!」
…この後、めちゃくちゃ抱きつかれた。