第14話 本気とか本気じゃないとかって意外とわかっちゃうもんだよね
「あとは俺に任せろ」
そういったもののノープランで何も考えていなかった
まあとにかくがんばるっきゃない
「attack devil energy」
エネルギー弾がこっちに向かって飛んでくる
「used high tereportation」
なんとか回避ができたが着弾した地面を見ていると直径一キロぐらいの大きな円が完成していた
「いやーこれでかすっただけでも死んじゃうだろ」
でもこんなことでおそれてるわけにもいかない。
「attack normal blizard」
「おいなめてんのかしかもnormal魔法って」
「used devil worldchange 氷は存在しない」
どーんと悪魔の後ろではじけ飛ぶ音がした
「それは設置魔法だよ」
ようするに悪魔の魔法は発動しないと意味がないわけだから、発動する前に術式を展開してしまえばこっちの勝ちってことだ。まあ一つの事しか禁止できないかどうかっていうのは賭けだったけど、今のところほかの魔法を禁止する動きも見えないしたぶんそういうことなんだろう。
「これは本気を出さないとダメみたいだね」
「負け惜しみはよせ」
「energy」
さっきと同じエネルギー弾が向かってくる
「used high tereportation」
どういうことだ悪魔は最後の部分しか詠唱していなかったのに魔法を打つことができている
「今なんでって思ったでしょ、これは省略詠唱って技なんだよ」
「省略詠唱?」
「そう、その名の通り一番最後のところ以外をすべて省略することができる。でも想像しないとできないから普通の人には無理」
「なるほど」
なんで悪魔に教わっているんだろうこの世界のシステムはいろいろとわからない
「もうなんでもいいや。とにかくこの悪魔を倒してやる」
「attack hifh burningflame」
「used devil worldchange 炎は存在しない」
また炎が消える
そうして放置魔法が発動すると思ったとき
「magicbreak」
俺が仕掛けていたすべての放置魔法が消え去った
「うっ嘘だろ」
俺は反撃体制に移ろうとすると前に天使に操られた時と同じ感覚がした
「protect」
「deleate all」
「天使?またなんかやったのかっていうかdeleate allってなんだ?」
「見ればわかるよ」
確かにさっきからなんか足りない気がする。そういえば悪魔がいない
「おい?悪魔ってどうした」
天使は顔から笑顔を消してこう言った。
「どこの世界線からも存在自体を抹消した」
「は?今日は冗談がきついぞ」
「冗談じゃないよ」
「おまえ抹消したって、お前がやったことがどういうことかわかってるのか」
「わかってる。でもそうしないといけない理由があるこんなところで立ち止まっていたらクリアどころか、戦争にすらたどり着けない」
「だからと言って人を抹消していい理由にはならない」
「このゲームは絶対クリアしないといけないの、それのためだったら少しの犠牲を払ってもしょうがない」
「なんでそこまで俺らをクリアさせようとするんだ?」
「それは・・・言えないけどそれほどに重要なことなの、だから絶対クリアしてこのゲームを」
そういってその場を立ち去った。
「氷霧君!」
「天使、悪魔を消す決断をするとき相当きつい顔してた。だから絶対大きな理由があると思うの。だから天使を見捨てないで上げてほしいのだけど」
「わかった、あの悪魔の分もがんばってこのゲームをクリアしてやる」
そう硬く決断したのだった
テレポートで王都に帰ると?が待っていた。
あれ誰だったけ
「私出すよ私?ですよ」
「え?聞こえない」
「私の名前は?ですよ」
「どういう意味だ?天使」
多分一時的な時空の乱れでしょう。多分deleate allを使った代償かと
「ならいいんだが目の前の人の名前がどうしても思い出せないんだ」
「本当ですか、まあ敵の残党がなんかやってるかもなので一応警戒はしときます」
「おうたのむ」
いつのまにか天使の口調が敬語になっている。これはどういう風の吹き回しだろうと考えていると
「別に敬語にしたのには特に理由がありませんよ。あと私のことはタミエルと呼んでください」
「わかった、タミエル」
明日から本格的に政治に取り組もう!そう思った
今回も読んでくださりありがとうございます。今回はちょっと意味深な感じで終わりました。いやー悪魔本当は死なせるつもりは毛頭なかったんですけど、消したほうが話が面白くなりそうだなーと思って消しました。これを書く前にほぼ同じ内容を書いていたんですがそれのデータが消えてしまい、今回の内容を書くのは二回目です。まあそんなところで次話も期待しといてください。