第12話 たまに出てくる無敵キャラみたいなのって意外と致命的な弱点があったりするよね
俺は一心不乱にその貴族を殴りつけていた。きれた理由は11話を見てもらえれば多分わかると思う。
「氷霧君、いい加減やめなさい。その人死んじゃうわよ」
その時の俺はちょっとくるっていたみたいでもうとにかく貴族を殴ることが生きがいみたいなっていた。
茜は必死に考えたこれを止める方法をそうするとわずかな魔力の流れが発見されたしかもほぼ感じ取れないような弱小な魔力が。しかもそれは拳から流れている魔法ではなくたぶん影魔法だろう。まあとにかく氷霧の使っている氷魔法じゃないことは即座に確認できる。
「天使?さっきの術式解析ってあったでしょ。これを氷霧君に向かって打ってもらえるかしら」
「なんでいたこと知ってたの?」
「何となくいそうだと思ったの、つべこべ言わず早くやって」
「はー、相変わらず言葉遣いあらいなー。私一応大天使タミエル様なんだけど」
「used angel search」
「はあ犯人の正体がわかったよ」
「いったい誰なの?」
「いや私の大天敵、悪魔様だよ」
「used devil gate」
そういった声がして振り向くとこの天使と同じような少女で悪魔のような恰好をしている、いやたぶん悪魔そのものなんだろうが。
「氷霧君を元に戻しなさい」
「やだよ。僕だって好きでここにいるわけじゃない」
悪魔にも僕っ娘っていたのね
「じゃあ目的は何?」
「ん?単位の消化だよ。ある一定時間以上人を困らせることができないと単位が取れなくってさー」
「じゃあなんで氷霧君を狙うわけ?」
「そりゃー国王級困らしたらその分単位もらえるからに決まってんじゃん」
「この人っていうか悪魔は聞く耳を持たないようね。お仕置きしてあげる」
「attack high fire」
広範囲に火をまき散らすことによって行き場をなくしたっと思ったんだけどー
「used devil worldchange 火は存在しない」
火が完全に消えてしまった。やっぱり悪魔って名乗ってる以上一筋縄ではいかないわね
「attack high fire」
あれっ?まったく反応しない
「attack high fire」
「attack high fire」
全く反応しなかった。
「さっき言ったじゃないか火は存在しないって」
「まさかっ」
「その通り、僕は世界の定義をあやつる悪魔フルネウス」
なんでこんな大きい魔法ができるの。多分なんか弱点はあるはず。まずほかの技を試してみよう
「attack high ice」
「used devil worldchange 氷は存在しない」
そうすると出したはずの氷がいつの間にか消えていた。とりあえずどっかに隠れよう。
「used normal tereportation」
茜は近くの洞窟に隠れることにした。
今回も読んでくださりありがとうございます。たぶん今日の昼の一時からは友達と会う約束があるのであげることができません。あと夜の1時から起きる時間までも上げることができないのでそこらへんご了承ください。さてまた新キャラの悪魔を登場させました。やっぱかなりガウリールドロップアウトが好きで天使と悪魔は絶対出そうって心に決めてたんですよね。やっぱうかみさんの絵最高。まあそれはさておき、感想とかブックマーク登録とか評価とかしてもらうと励みになるのでぜひお願いします。また次話もお楽しみに。