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プロローグ 誕生
今は無きある王国にて…
「おぎゃーおぎゃー」
部屋に産声が鳴り響く
「元気な男の子です」
助産師が告げる
それを聞いた近習が部屋から出ていき…
パタパタパタ…
広い部屋にたどり着き、一段高くなった場所にある豪華な椅子に座るある男の元へ行くとそっと耳打ちした
男は素早く立ち上がると、
「今我が子が生まれた。男子である」
厳かな声である男、すなわち王が臣下に向けて言う
「「陛下おめでとうございます」」
この広い王の間にて臣下はみな頭を垂れ王子の誕生を祝う
このような時分で無ければ盛大な祭りでも開いてお祝い騒ぎであったのだが…
王は心の中でそう呟いた
そう!
今まさにこの王国は隣の帝国と戦争をしているのだ!
それもこの王都まであと一歩のところまで敵が来ている
「生まれた王子はあやつに託して、我らは最後まで抵抗するぞ!」
生まれたのにすぐ親と離れ離れにさせてすまない…
と王は思いつつも(最後の時まで王としての責務を果たさねばな)と心の中で前々から決めていた覚悟をさらに固くする
「よし、余も前線に出て兵を活気づかせようではないか」
その日王国は闇に呑まれた…
初投稿作品です。
次の1話に繋がるプロローグとなっています。
是非本編をご覧下さいm(_ _)m




