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1話

2027年6月10日


初夏が感じる6月


俺の名前は坂原直斗。○○中学3年生、受験生だ。

そして――この日を境に、俺の「普通」は終わった。


_____


いつもの日常を過ごしていた。


ただ、何事もなく、終わるだけの平和な日常だった


家の扉を開けるまでは…


「!…なんだよこの匂い」


血の匂い。親父が鼻血を出したにしては匂いが濃い。


なんだよ…これ…


背中に寒気を感じる


こんなの人生で初めてだ。こんな経験は生まれて始めてだ


「おい……誰かいるのか?」


誰も返事しない。玄関から歩いて俺は誰かいるか探した


リビングに行くと


俺は信じられないものを見た。


「…は?」


母が倒れていた


ありえない形で倒れていた…視線を逸らしたくなる。


「おゔぇ…」


吐き気がした


吐瀉物を吐く


気持ち悪かった


「なんだよこれ…ははっ夢?」


頬を叩く


「いたっ…夢じゃ…ない…?」


見える景色は全く変わらなかった


足音が少し聞こえる


親父の足音じゃない。誰のだ?まさか侵入者?家の金を狙った強盗?


「誰なんだよ…」


俺は隠れる


足音が近くなる…


「なんだ?今、誰かいたような…」


金髪…誰だ?俺より背が高い…刃物を持っていない…?誰なんだこの人…!


「俺様がこんなミスするとは思えねえんだが…誰か声を出したよな。隠れてるのか。さてはそこの女の遺体を気づきやがったな」


赤い目が周りを見る


誰なんだこいつ。強盗?にしては格好が目立つ。ヤンキー?いや、ヤンキーにしては堂々としすぎだ


なんなんだこいつ…!


「こいつの夫か?それか子供か?」


父さんは生きている…!ん?なんでこいつ、父さんのことを知っているんだ?俺のことも知っているのか?


男はどこかに行っていく。助かったのか…?


「チッ隠れているな。」


俺は震えた


「来る前と比べて玄関に靴が増えてあがる。靴の大きさからして奴のじゃねえ。息子のほうか。なら、良い。捕らえておくか」


足音が近づく


怖い…見つかったら殺される…


「にしてはどこにいるのか分からねえな。2階に逃げたのか」


足音が離れていく


「…ふう…」


家から離れて警察を呼ばないと


俺がいる場所は外から近い場所。普段使わないクローゼットだ。出ないとー


扉が勝手に開かれる


「みーつけた」

「な!?」


どうしてここが…!


男は俺の首を掴んできた


「苦し…!」

「あいつの子にしては幼稚だな。いや、ほとんど人間に変わらねえか」


ニヤリと笑っていた


ほとんど…人間…?こいつ、何を言っているんだ…!


「離せ…!」

「そう睨むなよ。その言葉を信じて離す馬鹿がどこにいる。阿呆か?」

「ぐっ…!」


暴れても全然離してくれない。不味い、殺されー


「お前を奴のところに送るとするか。面白い顔を見せてくれるだろうしな」


何を言って…


「行くぞ…ん?」

「ゲホッ…ゲホッゲホッ」


なんで離したんだこいつ


喉が…痛い


「誰が入ってきたな」


男は何か顔を顰めている


「てめえ、仲間を呼んだのか?」

「…何を言って…?」


俺の顔を見て何か考え事をしている


「お前じゃねえなら……奴らか」


男は何か結論を至った


「早いな…まだそんな時間経っていねえのによ」


何を言っているんだ?さっきから何に対して警戒している?


俺が知らない何かに怖気でもしているのか?


俺は周りを見ると誰かいた


腰まで長い黒髪の美女。黒い服に黒い手袋をしている


誰だこの人…


「君か"魔人"か」


笑って指輪を指から抜いて投げたら


刀に変化した


「え?」


指輪が刀に…?


なんで刀…?


「お前…チッ最悪なことになったな。"1人"だけだから、妙に違和感があると思ったらアレか」


男は汗をかいていた


何かに対して怯えている


彼女に怯えている?刀を向けられているからか?いや、違う


彼女という存在に怯えている


「君をやるよ」


動き出した。


「え?」


危ねえ、こいつ、刀を振り回し始めやがった


俺は逃げて隠れる


「チッ、早く連れ出せばよかったなオイ!」


男は爪を伸ばして女性に斬りかかるも刀で切られて爪が割れた


「刀に負けるなんてな」

「君の力任せの攻撃じゃ意味ない」


男は下がると女性は男の腕を切断した


「おいおい…」


なんだよこれ…何かの撮影…じゃねえ。確実に殺そうとしている。殺人鬼を殺すとか何を考えているんだ


俺が助けるべきか?いや、母さんを殺した人を助けるなんて俺にはできない。俺は善人じゃない


「どうする?」

「はっ!死なねえよ!」


背中に翼を生やした男……こいつ、人じゃないの?なんで翼あるの?


「へぇ…こんな狭い天井で翼を生やして何をする気かな?」

「簡単な話だ」


羽を飛ばした


「!なるほどね」


刀で切り裂いていく女性。弾かれた羽根は家の壁を貫く


「…羽根なのか?」


羽って壁貫通できたっけ…?


「なんだよこいつら…」


怖い…


「羽を固くするか…でもまあ、この狭い中なら有効打になる。相手が私じゃなかったらの話だ」


女性は男の体に刺した


「ぐっ…貴様…!」

「隙が大きいね」


刀を抜いた


「ざっけんな…負けたくないぞ…メスガキめ…!」


男は斬られて消滅した


心臓を刺されて消滅…?


「人じゃなかったのか…?」


あいつ、人間じゃないだと?人にしか見えないけど…翼を生やしたり、爪を伸ばしていた時点で人外だったな。


母を殺した存在は消えた。なのに、胸の奥は何も晴れていなかった。


「……」

「…すまない、助けるのが遅れてしまったね。坊や。」

「いえ…」

「君は彼に何かされていたかい?彼が何かしていたように見えていたが?」


何かされていたか…そういや


「俺を"あいつ"とやらに連れて行くと言っていました。」

「…計画的な犯行か。君のことを知っているのは謎だが、何か言っていたかな?」

「"あいつ"の息子と俺のことを言っていました…何やら同僚みたいな感じな話し方でしたが…」


父さんの知り合いにしては物騒すぎる。何をやったらあんなに恨みを買うようなことをしたんだ?


「…同僚…」


何か考え事をしているけどどうした?


「…いや、まさかね。違うか」


母さんの遺体を見る


「少し触っていいかい?」

「?いいけど…」


女性は母さんの遺体を触る。何か探しているが何をしているんだ?


「何を…」

「…やはりか」


母さんを触って何か気づいた?


「…"魔人"か。なら、生きているはずだが…気絶中のようだね」


なんて?


「いや…死んでいるはず…」

「違うわ。魔人は心臓を斬られるか刺されるかしないと死ぬことはない」

「さっきから魔人ってなんです?人なんですか?」

 

魔神ってなんだよ。あと、母さんが気絶中?そんなことが…いや、普通に死んではおかしくないだろ。これで生きているとか何を言っているんだ


「しばらくしたら起きるだろうね」

「あんたは何を言っているんだ。母さんは…」

「少し話そうか。若い魔人くん」

「は?魔人?俺が?」


魔人ってなんだよ。俺が魔人?こいつ…何を言っているんだ。


「何を言って…」


魔人ってなんだよ。俺が魔人?人じゃないってこと?そんなことはないはず……魔人と人間って何が違うんだ?あいつの外見もよく分からない戦いになる前は人外なんて見えなかった。


「魔人って一体…それに貴女は…」

「まあ、話そうか」


彼女の出会いによって俺の人生は大きく変わる


そんな予感がした。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!


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次回も楽しんでいただけるよう頑張りますので、よろしくお願いします!

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