九話 我、異世界で初めて物を食す
ネタ…ネタ…ネタ……\(^o^)/
by( ˊ̱˂˃ˋ̱ )なめこ
目の前の鴉モドキのを見つめる。
これは…どうやって食うんだ?火を通してから食べた方がいいか?でも火なんか起こせないし、やっぱここは動物っぽく生か?
…うん!生だな。これ位は食べれるようになっとかないと、これから先生きてけない。
生にしても、この毛が邪魔だ。
…とりあえず削いでみるか。
俺は鶏 モドキの体毛にかぶりつき…思いっきり引っ張ってみる。
うぎぃぃぃい!!!
…はぁはぁはぁ……
うぎぃぃぃいいい!!!!
…はぁはぁはぁ………はぁー…
うらぁあああああああ!!!!!!
…
……
駄目だこりゃ。
引っ張ったって全然引っこ抜けないし、だんだん毛がチリチリになってきて掴み辛い。
これは毛ごと食うしかなさそうだ。
ふぅ…
いただきます。
口を開けてかぶりつく寸前で止まる。
一旦顔を上げて…と
またかぶりつこうとする。
そして止まる。
いや?毛がつきっぱなしの鳥を食べるくらいどうってことありませんよ?ちょっと勇気がいるなーって思っただけだし。
…今度こそ。
あぁぁぁぁぁぁぁぁああ!!
やはりかぶりつく寸前で止まる顔を何とか動かし、かぶりつく!!
口いっぱいに広がる…苦味。
毛が口の中でもっさもっさする。
変な汁がめっちゃ出て、すんごく不快な気分になる。
お世辞にもこれは美味いと言えない。
はっきり言ってクソ不味い。
鴉モドキさん、あんた…こりゃ駄目だよ。
死んだ鴉モドキさんに頭の中でダメだしをして食べ続ける。
20分後…
ごちそうさまでした。
鴉モドキさんの味に何度も悶絶しながら食べ切った。
こんな時ヒシヒシと感じる。
日本の食生活バンザイ…
俺は口の中の苦味を少しでも和らげるため湖を探し歩き始めた。