第5話 新しいパソコン作成
ひとまず手に入れた新しいチューナーボードPX-Q3PE5での設定とテストは問題がないわけじゃないけど一段落したので、実際に組み込むパソコンを作ることにする。
PCケースは今テレビ録画用のパーツをを組み込んでいる物を使うつもりでいる。
録画ファイルを保存するストレージもそのまま4TBと2TBの2.5インチSSDを使う予定。
ただ、TVRockのように地デジとBS/CSの番組録画ファイルを分けて保存出来ないようなので、スパンボリュームのドライブに設定して6TBにして使うことにした。
新しく購入するパーツはCPU、マザーボード、メモリ、電源ユニット、OS用のSSDの5点。
とりあえず選定しているパーツがあるが、円安のせいで各パーツが10年ほど前から考えるとかなり価格が上がってる。
特にメモリとSSDは高騰している。とは言えなるべく安心出来るメーカーでも価格を抑えて購入した。
当初CPUとマザーボードについては、今回もCPUはインテルの製品にしたいと思っていた。
理由としてはリモートデスクトップで録画用パソコンを操作しているけど、前に使ったAMDのRyzen 3 2200Gの内蔵GPUではリモートデスクトップで画面が真っ黒で操作ができなかったことがあったため。
インテルの方はこれまでのところ問題がない。
グラフィックボードを別に購入すればAMDのGPUでも問題はないが、なぜかRyzen 3 2200Gは内蔵GPUがダメだった。
という事で最初はインテルにと思って探してたが甘かった……
まずインテルが最近安価なモデルCore i 3を積極的に出していないため第14世代か13世代辺りくらいを考えている。
マザーボードもそのCPUに対応した安価な製品を考えているが、問題はメモリ。
ただでさえ高騰してる中、新しいDDR5を買う必要もないだろうとDDR4が使える製品にすることに。
後はチューナーボードを取り付けるPCie✕1のスロットが2つは欲しいし、2.5インチSSDを取り付けるためのSATAポートも4つは欲しい。
LANポートも出来れば2.5Gbpsであれば嬉しい。なければUSBのがあるからそれを使うつもりでいる。
該当するマザーボードがあったが種類が少なくし安価なのも少ない。店頭にあるかが心配だ。
メモリはDDR4 8GBを2枚。これはショップに行ってから選ぶ予定。
SSDもM.2の製品で信用できるメーカーのを店頭で選ぶ予定。
と思ったいたのだけど……
2025年年末、マザーボードが手に入らないかもとか思っていたのだがマザーボードは選定していた製品は簡単に見つかった。
しかし、CPUの方が全滅だった……
Amazonで手に入らなさそうだったけど、秋葉原の店頭ならCore i 3くらいあるだろうと思っていたのに。
結局買わずに帰った。
「なんでそんな事になってるの?インテルって超大手でしょ?パソコン関係の」
「ああ、大手なんだけど今のCPUのCore iシリーズの12世代目とか13世代目でいろいろ製造面やセキュリティ面でトラブル起こして結構販売不振だったんだよね。
そんな関係で廉価モデルを生産するリソースが足りなくて後回しにされたらしい。
そうこうしてるうちに人気が出てインテルのシェアを食い荒らしてるAMDの方の廉価モデルCPUにパソコンメーカーが切り替えられたりして、更にシェアを失ったからあんまり作ってないみたい」
「インテル一強じゃなかったんだ」
「たまにAMDがかなりのシェアを奪うことはあるんだけど、以前の時は今ほど長続きしなかったけどな。今回はインテルの件もあるし、いいCPUに仕上がってるから当分はこのままでいけそうだと思うんだよな」
という事でしばらくはインテルの入手はダメだと判断し、AMDのRyzenに変更。
自分用とかはRyzenを使っている。内蔵グラフィックをRyzen 3 2200Gとは違う世代の物にすれば変わるかもと思いダメ元で選んでみた。
出かけるのももう面倒なので、Amaz○nで購入するパーツ全部注文して手に入れたのが下のパーツ。
パソコンの構成
CPU:Ryzen 5 5500GT
マザーボード:MSI B550M PRO-VDH
メモリ:Team DDR4 3200MHz 8GB×2枚
SSD:WD Blue SN5000 500GB
電源ユニット:ANTEC CSK550DC 550W
総額5万2000円ほど。
CPUはRyzen 3でも良かったけどこちらも新モデルは最近出しておらず、以外に安価だったRyzen 5 5500GTにした。無駄に性能が高いけど。
マザーボードはLANポート以外は希望に合ったものに。
メモリは録画だけなので8GBでも良さそうなんだけど念のため16GBにした。前の年にも同じ物を購入していて3000円ほど値上がりしていた。
SSDはまだそんなに高いという価格でもなかった。WDだしエントリーモデルだけどこのくらいで十分。
電源ユニットは昔に比べると随分値上がりした。円安の影響だけでなく全体的に価格が上がってる。大昔なら半額くらいで買えたのに……
PCケースは以前テレビ録画用パソコンに使っていたAntec NSK2400。
横置きで昔のビデオデッキとかAV機器の様なフロントはシルバーの筐体。それに前に付けたファンコンが使わないけどそのまま残してる。
さて組み立て始めよう。
先ずはマザーボードにCPUを取り付け、CPUクーラーを固定する。
CPUを専用のソケット部分に取り付けてレバーを引いて固定するだけだけど、CPUは向きがあるのでそれに合わせて挿し込まないといけない。
ちゃんとマザーボード側にも印がしているので確認しながら差し込む必要がある
間違えるとピンが曲がり使い物にならなくなる場合があるので気をつけないと。
前に、HDDの修理で購入したパソコンショップに行ったら、親子連れがCPUの向きを間違えて挿し込んでどうにかならないかと店員と押し問答をしてたことがあった。
マニュアルにもちゃんと書いてあるのだから見ないといけない。
たとえ英語で書いてあったとしてもだ。メーカーによってはちゃんと日本語版があるはずなんだけどね。
CPUクーラーは付属のものを使うけど付けてあるグリスは拭き取って、熱伝導のいい別のグリスを塗った。
グリスについては好みもあるが、私は熱伝導の高い製品を使ってる。
ちなみに虫刺されのキンカンをグリスの代わりに塗ってCPUクーラーを取り付けても冷えるらしい。長続きするかは知らないが。
次にメモリも挿し込む。
スロットの切り欠きの位置を合わせる必要があるので確認して挿し込む。
今のマザーボードは基板表面に4スロットある内のどこに先に挿し込むか書いてある。
マニュアルもネットで見るしかなくなっている事もあって便利になって驚いた。
メモリを差し込みとりあえず最低限UEFIが起動するので動作確認。
いつも通りディスプレイにUEFI画面が表示されなかった。
パソコンを組み立てる時いつもそうなのだが、メモリの接触不良なのか一番最初に電源を入れた時は必ずUEFI画面が映らない。どうしてかは不明。
差し直してもう一度しっかり押し込んで起動させると画面がディスプレイに表示された。
この後はUEFIの設定を一部変更する。使わない機能をDisable(無効)にした。
この後SSDを取り付けて認識しているのを確認して、Windows11のインストールを行う。
インストールメディアは事前に作成し、必要なドライバーやアプリもコピーしておいた。
インストールを始めると昔に比べて信じられないほど短時間にインストールが進む。
昔はOSのインストールだけで1時間2時間平気でかかってたこともあるのに。
途中プロダクトキーの入力を行うが、しばらく使っていなかったものだがインストール時はそのままパスしてくれた。
最低限OSがインストールされた状態まで進み、ドライバーをインストールしようと思ってシステムの設定を見ているとアクティベーション出来ていない……
何で?
今までプロダクトキーの入力をすれば特に問題はなかったはずなんだけど?
使ってるプロダクトキーを入力したのかと思って別のを入力してみるがダメで、インストールのし直しなど3回くらいやってみたがダメだった。
分からん……
アクティベーションのところでトラブルシューティングをすると、MSアカウントで管理しているのけど現在使われてなく削除もされていないPCがいくつかあった。
それと紐付けし直すとようやくアクティベーション出来た。
1時間以上時間を無駄にした気がする……
「大丈夫?なんか苦労してるけど」
「インストールしようとしてたWindowsのライセンスがなかなか通んなくて」
「ちゃんと買ったライセンスなんでしょ?」
「ヤフオクやネットショッピングのヤバい奴じゃないよ。ちゃんとマイクロソフトから買った奴。
ただ、アップグレード用の安かった奴だけど」
「それのせいなんじゃないの?」
「そういうわけじゃないんだよね……」
原因としてはWindows7とか8のプロダクトキーでWindows10や11への無料アップグレードが終了したから。
ただし、以前にアップグレードしていてMSアカウントに登録しているプロダクトキーに関しては紐付けし直すことでアクティベーション出来るようだ。
今回はそれでライセンスが通った。
この先このライセンスがいつまで使えるのかは分からないが、次に組み立てるときはOSも一緒に買うくらいしないといけなさそうだ。
この後はマザーボードのドライバーをインストールし、先ずはテレビ録画用のアプリ以外をインストールしてリモートデスクトップでコントロールできるようにした。
これでパソコンとしては完成となる。
さあ、テレビ録画用のセッティングを始めよう。
チューナーボードを取り付ける。
これは特に問題はないはずだが、今回はグラフィックボードを取り付ける時に使うPCIex16にチューナーボードPX-Q3PE5を取り付けた。
理由としてはまだ使えるPT3を空いている2カ所のPCIex1に取り付けたいから。せっかくまだ使えるのにという考えからだ。
新しいパソコンに取り付けたが、テストの時と同じようにデバイスマネージャーに新しいデバイスが表示された。
その後はテスト用にセッティングしたときのようにメーカーのドライバーをインストールした。
更にBonDriver、TVTest等を動作挿せるために必要なランタイムライブラリやMPEG2デコーダを手当たり次第インストール。
テスト環境からTVTestのフォルダを全部新しいパソコンのOSのドライブにコピー。
前回失敗したレジストリも書き換えて、先ずはTVTestでテレビ番組が見れるかを確認……成功。
次はテレビ番組録画用のアプリEDCBののインストール。
これもテスト環境からそのまま全部コピーして、もう一度チャンネルスキャンをし、設定の項目を見直した。
EPGを取得して番組表とかの確認して、テレビ番組の録画のテストをまた始める。
テストの結果は……テストベッドのパソコンの時とそれほど変わらず。
やっぱりドロップについては相変わらずで、地デジの方はチューナーの組み合わせによって大量のドロップがカウントされてしまう。
しばらくテストを続けたけど変わらず、ネットを検索してるとPX-Q3PE5のドライバについてメーカーのドライバ以外に非公式のドライバ(px4_drv for WinUSB版に同梱)という物があったのを思い出す。
BonDriverの方しか気にしていなかったし、そのままでも大丈夫だろうと思ってて、非公式ドライバの方は目に入っていなかった。
既にダウンロードしてあったのでメーカーのドライバの削除後それをインストールしてみたのだが、名称の表示が説明にあった状態にならず最初の状態とも微妙に違う名称になっただけ。
結局メーカーの公式ドライバがインストールされてるようで、非公式ドライバと一緒にあったBonDriverを使ってみたが上手く動作しない。
確実に非公式ドライバをインストールするならメーカーの公式ドライバをインストールする前にしないと手間が掛かりそうだ。
面倒なのでそのままにして、しばらくテスト行って変化がないため別の方法を考えることにした。
「で、録画用のパソコンは完成したの?」
「いや、まだ。地デジ4チャンネル同時録画が出来ない。2チャンネルだけだと足りない」
「どうすんの?」
「とりあえず古いチューナーボードを1枚組み込んでテストをしてみようかと。それが上手くいけば4チャンネル同時録画は出来るし、もう1枚追加すれば6チャンネル同時録画が出来る」
「うまくいくの?」
「普通の拡張ボードだから大丈夫だと思うけど?」
「ふ~~ん」
……と思っていたのだけれどね。




