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番外話005⚫️というか、先に書いちゃうぞ!

第18部 039⚫️例えダルマさんが転んでも、最初の第一歩


ついに彼の世界線でも、戦争の影響が目に見える形で現れ始めた。

ダルマ(不倒翁)が転ぶなど、なかったはずなのに

あり得ないと思っていたのに、

サプライチェーンは乱れ、身近なものが静かに消えていく。

例えば、ビニール袋の不足。

診察を終え、薬局で名前を呼ばれるのを待ちながら、彼は思う。

取り合えば足らない 分かち合えば余る。

何もできない、サイレント・マイノリティの自分。

だが、本当に何もできないのだろうか。

名前を呼ばれ料金を支払うとき、彼は静かに言った。

「袋は要りません。」

「えっ・・あ、無料ですけど・・そうですね・・。ありがとうございます!」

局員は一瞬驚き、そして笑顔になった。


それは、彼にできるほんのささやかな一歩だった。

だが、どんなに遠い目的地であっても、

道のりはいつだって

最初の第一歩から始まるのだ。


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