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069●制御できないものは、持つべきではない

「あれで、よかったか?」

ヴァルターの問いに、ミトとツキカゼが深く頷いた。

「いや、将軍。正直、驚きました。お仕えしていた頃より、さらに腕を上げておられる。まさに鬼神のごとき戦いぶりでした。」

ミトは感極まった様子でそう言った。

「ジン・ラベンダー君も、まるで子爵を彷彿とさせる見事な動きでした。」

ツキカゼも感慨深げに語る。

「どうだった、ジン・ラベンダー。手応えはあったか?」

「そうですね。実際の衆敵戦闘って、難しかったです。みんな訓練を積んだ人たちばかりでしたから。でも、’雷牙’は相手を無力化するにはとても良い武器だと思います。相手がその威力を知っていても、知らなくても、これから血を流す争いが減るといいなって思います。・・・武器って、使う人の技量や考え方によって意味が変わるんじゃないかな。ヴァルおじさんは、どう思いますか?」

「お前の言う通りだ。武器に操られてはならん。武器は操るものだ。つまり、己が制御できない武器は、持つべきではない。それが、戦士としての心得だ。」


一方その頃、マンジとヤハチは酒場でよもやま話に興じていた。

彼らが実戦に出る日は来るのだろうか。

月の美しい夜だった。


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