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040●ラーメンが食べたい
幸せな一生だった。満足だ。思い残すことは、何もない。
心臓が停まったのか。ピィー、って音がしていている。
医師が来る。ああ、家族親族がいるのがわかる。
「ご臨終です。」
やっぱりなあ。さようなら、みんな。
ふざけた一生だったが、感謝しているぞ。
うーん、でも最後に豚骨ラーメン食べときゃよかった。
あの店、ウマイからなあ。あっ、そうだ、餃子とチャーハンも頼もう。
王道のコースメニューだ。いつかもう1度行こう。
あっ、俺、死んだんだ。こりゃあ、ダメだよな。
でも、なんでこんなに意識が続くんだ?
幽体離脱ってわけでもないし。生きてるの、俺?いや、あり得ん。
誰だ、頭の中に話しかけてくるのは?
えっ、選ばれた?転生するの?アニメみたいに?
記憶はそのままで?いや、ちょっと待ってよ、また、人生をやり直すの?
俺は自分の人生に不満ないよ。転生する必要はないだろう?
ええっ、決まっちゃってるの?
俺は気がつくと、ヤイヅのマンジとして転生していた。
見たこともない村で、赤ん坊から成長した。元世界の記憶、役に立たん。
もうすぐ、なんとか公国のフェスティバルがあるらしい。
よくわからんが、行ってみるか。
ラーメン、あるかなあ?




