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もふもふ雑記  作者: 山目 広介
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とりもち

 ある時ハナが帰ってきた。うめき声を上げながら。

 何事かと見に行くと、ハナの体の左側、向かって右側に粘着質な怪しい光沢を放つものが広範囲に亘って付いていた。

 手で触ってみると、ガムみたいにだが、ガムみたいに軟らかくはなく全然取れそうにない。

 仕方なく、風呂に入れることにする。


 私も裸になって湯船から上体を出してハナを見る。

 うろうろしながら鳴き喚く。

 シャワーを手に、早速洗う。

 しかし、なかなか落ちない。

 再び洗いながら、家族と相談する。

 何か落とすものはないのか知らないか、しかし家族も知らない。

 家族は毛を切るしかないのではないかと提案する。

 私は別に考えがないか、頭を巡らせる。

 家族に有機溶剤みたいなものはないか、尋ねる。

 有機溶剤ならあるぞ、と言うので持ってきてもらう。

 有機溶剤は効果がすごかった。溶ける溶ける。

 とりもちが残らないようにしっかりと拭い去る。

 ついでにさらに2度ほど改めて洗う。


 猫の体を乾かすのは大変です。

 まずは部屋を閉め切って、エアコンを点けてバスタオルを複数用意します。

 部屋を閉め切ってしまうのは外猫ですから出てっちゃいますからね。

 他に人も要ります。私が体を拭いてる間に逃げられちゃいます。

 (ふすま)タイプの引き戸ならばハナとかは開けれますからね。

 両手を押さえている間に背中を逆立てるようにゴシゴシとしてもらう。

 ひっくり返してお腹もゴシゴシ。

 足も、手も。尻尾も、顔も。喉も、腋も。

 ドライヤーも嫌がるため、しっかりと押さえておかないと、いくらハナでも引っかかれるかも知れないからね。

 でもハナは拭かれるのはかなり好きなんだよね。



 それにしてもこの「とりもち」は、目的が鳥ではなく猫なんだよね、たぶん。じゃなきゃあそこまで量を付けない。よその家の庭なら仕方ないけど、そこまでするんだね。人間は怖い。




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