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もふもふ雑記  作者: 山目 広介
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こうもり

 ある時、ハナは連れてきた。確認はしてないが状況証拠からの類推だ。

 初めはどこからか、きぃきぃと変な音が聞こえたんだ。

 うるさいし、気になるから場所の捜索を開始したんだ。

 箪笥の引き出しが少しだけ開いていたんだ。

 ハナが勝手に潜り込む場所だ。

 ドキドキしながら中を確かめるため、引き出しを恐る恐るゆっくりと開けたんだ。

 私の着替えが荒らされて、音の発生位置が特定しきれない。

 仕方なく、布を抓んで持ち上げて確認を進めていく。

 そして見つかったのが、まだ目すら開かないピンクの生き物。赤子コウモリだった。

 コウモリの巣穴を見つけたのか。

 コウモリの赤ちゃん発見したのか。

 コウモリの赤ちゃんをそのまま、お持ち帰りしたのか。

 その後外へ持っていったが、親に見つけられるとはとてもとても。

 それよりも他の動物に襲われる可能性の方が高い。

 さらに餓死したり、力尽きることも考えられる。

 猫に返してきなさい、は……




 また、ある時連れて来たんだ。連れてきた足音だけ残し、また出ていく(すがた)を見かけた。

 それは多分成体なんだろう。しかし、体は軽く、ぷるぷる震えて、かなり小さい。

 でも、その瞳は(つぶ)らで大きく、可愛かった。耳とか大きかったが。

 とりあえず、怪我とかないか、あちこち角度を変えて、ざっと見渡したが大丈夫そうだと判断した。

 テーブルの端に一度置き、突いてみたら、動いていた。

 そして、驚いた!


――バサッ


 飛び上がった。

 すぐ天井近くの壁にへばり付く。

 翼長が意外にも大きく、焦ってしまった。

 顔を腕で(かば)い、ちょっと逃げ腰になってしまった。

 ハエ叩き二刀流で上から飛ばないように抑えつつも、壁から引き剥がす。

 もう一度捕獲して、少し離れた外へ逃がす。


 それ以後も何度かコウモリは捕獲されては解放される。

 ただ、チャコのお腹を満たしも、したらしい。証拠となる羽や頭が残されていたらしいから。

 



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