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アイランド・デッド  作者: 会原 夏武
40/45

ー40ー

「逃げろ!!」

サキトが叫んだ。

皆、一斉に走り出す。

「きゃゃゃゃゃ!」

その時、シノの悲鳴が後ろで聞こえた。

振り向くと、シノの上に『やつ』がのしかかっていた。

「シノさん!!」

ユウタが銃を乱射して、シノを助け出そうとする。

「止めろ!諦めるんだ!!」

サキトが叫んだ瞬間に天井のダクトから『やつ』がユウタの上に降ってきた。

『やつ』がユウタの首を噛みきった。

「逃げるぞ!!」

生き残った、サキト、イオリ、アヤは走って、『制御室』とプレートが書かれた部屋に飛び込んだ。

『やつ』は追いかけて来ていない。

「ここは何だ?」

サキトが辺りを見回した。

広い部屋に機械が並んでいる。

サキトはとある、レバーを見つけた。

『緊急時以外使用禁止』と書かれている。

その下には『緊急自爆装置』と、書かれている。

さらに、『この装置を作動したら、10分後にこの施設は爆破されます』と、あった。

「なぁ……」

サキトがイオリとアヤを呼んだ。

二人にそれを読ませる。

「これで、『やつ等』ごと、爆破させるか?」

サキトが二人に訊いた。

しばらくの、沈黙。

「10分しか無いんだよ?」

アヤが言った。

「充分だろ」

サキトがきっぱりと答えた。

サキトがレバーに手をかけた。

「行くぞ……!」

サキトが手に力を籠めた。

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