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サキトがレバーを引いた。
「何も起こらないぞ」
イオリが呟いた。
突如、耳障りなサイレンが鳴り響いく。
『爆破装置が作動しました。避難してください』
女性の機械的な声がそれと共に聞こえる。
「逃げるぞ!」
三人は部屋から飛び出した。
「出口はどっちだよ!?」
イオリが叫んだ。
「こっちだ!」
サキトが来た道を戻る。
後ろで『やつ』の声が聞こえた。
「急いで!!」
アヤが言った。
「ここはどこだ?」
サキトがたちどまたった。
「迷ったのかよ?」
イオリが毒づく。
「仕方ないだろ!」
後ろで『やつ』の声がまた聞こえた。
「ねぇ、これ何だろう?」
アヤがダクトを指差した。




