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アイランド・デッド  作者: 会原 夏武
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36/45

ー36ー

「ヨウスケ……」

シノは寝ているヨウスケの手を握った。

暖かかった。

そして、シノは何も言わずに目を閉じた。

朝日が窓から射し込む。

ヨウスケの手が一度、ピクリと痙攣した。

「ヨウスケ?」

シノがヨウスケの顔を覗きこむ。

「うっ……」

ヨウスケが呻き声をあげる。

全身を痙攣させて、ベッドの上で飛んだり跳ねたりしている。

「ウグッ……!」

ヨウスケが口から血を吐いた。

「キャア……何?」

ヨウスケの身体中の皮膚がポロポロと剥がれる。

中から出てきたのは、緑色の身体だった。

「キャャャ!!!」

シノが悲鳴をあげた。


「何だ!?」

サキトが言った。

ユウタと顔を見合わせる。

「行こう」

サキトが銃を構えた。


「い……イヤッ!!」

シノが叫んだ。

ヨウスケは怪物になっていた。

それが奇妙な呻き声をあげる。

「どうしたんですか!?」

部屋にサキトとユウタが飛び込んできた。

しかし、その光景を見て思わず後ずさる。

「シノさん速くこっちへ」

ユウタが手を伸ばす。

シノが二人の所に駆け寄る。

怪物が天を仰いだ。

そして、叫ぶ。

「逃げろ!!」

サキトが叫んだ。

シノが階段をかけ降りる。

サキトが怪物に向かって銃を発砲した。

それが、頭を撃ち抜いた。

怪物が奇妙な声をあげて倒れた。





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