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アイランド・デッド  作者: 会原 夏武
24/45

ー24ー

コウタとアヤはすぐに全員を起こした。

叫び声は近づいてきていた。

「何だ……この声……」

イオリが言う。

「解らない……取りあえず外に出よう。ヤバイような気がする」

コウタが言った。

皆、外に出る。

声は近づいている。

ヨウスケが懐中電灯で奥を照す。

「止めて、危ないよ……!」

シノが止めるが、ヨウスケは更に奥まで照らそうとする。

「ん……」

ヨウスケが目を細めた。

一瞬、奥の方に奇妙な物体が光に照らし出された。

その時、『それ』がヨウスケめがけて飛びかかってきた。

深い緑色をしていて、人間と両生類が混ざったような姿だ。

『それ』は四足歩行だった。

凄まじいスピードでヨウスケに飛びかかる。

大きさは、人間の成人位だ。

「……!!!」

『それ』がヨウスケの太股に食らいついた。

「ぐわぁぁぁぁぁ……」

ヨウスケが悲鳴をあげた。

血が飛び散る。

肉片も混じっていた。

「きゃゃゃゃっっ」

シノが叫び声をあげた。

「逃げろぉ!!!」

サキトが言った。

一行は一塊になって走り出した。

ヨウスケは恐らく、死んだ。



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