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第2話
目が覚めると辺りが暗闇に覆われていた。暗闇に目が馴染んでくるとショータが近くで倒れていることに気付いた。
「ショータ、大丈夫?」
不安になりながら駆け寄るとズボンに血が滲んでいた。ショータの呼吸は荒く、辛そうな表情を浮かべていた。レイは急いで自分のロングスカートの裾を破り、ショータの足の上から止血をした。正しい処置の仕方は分からなかったが、レイの中で正しいと思える処置を行った。ショータの呼吸が安定したのを確認し、ホッと胸を撫で下ろした。そこで周りを見る余裕が出てくると自分の服もショータの服もかなり汚れていることに気付いた。
「せっかくの可愛いフリルが台無しかぁ。」
1人で落ち込んでいると、甘えた鼻声で誰かに話しかけられた。
「二人とも元気そうで安心したにゃん。」
暗闇の中から出てきたのは黒い猫耳と黒い尻尾が特徴的な少女だった。その格好は全身黒で、黒いシャツに黒のショートパンツというオシャレのオの字もないようなものだった。




