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プロローグ

「今日の学校も疲れたぁ。」

登下校中のショータはひどく退屈そうに言った。

「しょうがないでしょ。あんた、今日も宿題を忘れたらしいじゃない。今月はこれで3回目なんだから、怒られるのも無理はないわよ。」

たわいもない返答を期待していたショータにとって、その返答は苛立ちを募らせた。

「いや、漢字ドリルはきちんとランドセルに入れたはずだからお姉ちゃんが取ったんじゃないの?」

ショータは少しむきになって言い返した。レイは小さなため息をついてから言った。

「あんたは本当にバカねぇ。私があんたの宿題を隠してどんな意味があるのよ。」

そんな時、家と家の間の路地裏からショータを見つめている黒猫と目が合った。その目は暗闇の中で明らかな意思があってこちらを見ているように思えた。立ち止まってよく見ると、口元にショータと書かれている漢字ドリルを持っていることに気づいた。

「早く帰りましょ。路地裏なんか覗いてないで」

レイは歩調を変えずに進もうとしていた。

気付いたら、ショータは黒猫を追いかけるため走っていた。

「ちょっと待ちなさいよ。どこ行くの」

いきなり走り出したショータを追いかけるようにレイも走り出した。



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