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創作150 No.8『給食係-松岡くんの場合-』
給食の時間。
クラスメイトで好きな女の子、平坂さんと同じ給食係である俺。平坂さんが汁物が入った重い入れ物を持とうとしてよろけていたから、代わりに俺が持った。
平坂さんは小声で、
「あ、ありがとう……」
と言ってくれた。
俺は入れ物を持って黙々と教室に向かって歩く。身体が火照る。今、俺の顔は絶対に真っ赤だ。
いきなりQ&A
Q:平坂さんのどこが好き?
A:「優しい笑顔。俺が落とし物拾ったとき、すっげえ優しい笑顔で『ありがとう』って言われた。んで、惚れた」(松岡くん)