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その町、異形につき注意  作者: りーぱーさん
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14/24

十四、錐馬の外れに潜む影

「いいのか? ここで。家まで送るぞ?」


 用事があるのは家ではないため、近くの公民館に下ろしてもらう。


「その前に寄る場所があるので、ここで大丈夫です。今日はありがとうございました。」


 私がお辞儀すると、


「日が暮れるから気を付けてな。」


  と声を掛けて帰って行った。


 さあいよいよ、私は地獄へ片足突っ込む時がきたのだ。


「ひゃい!!」


 突如肩を掴まれ、黒歴史になりかねないような声を上げてしまう。


「ひゃいーって。」


 後ろには笑いを必死に堪えている帯刀の姿が。とりあえずデコピンして、帯刀にこれからどうするのか聞いてみた。


「そ、そうね。まず地図を出して。」


 言われた通り、鞄からこの前渡された地図を取り出す。地図にはこの場所に前回来た際の、様々な目印が赤ペンで描かれている。罠は計五つ設置する予定だ。


「とりあえず変更箇所が一つ。足止めする場所を少しずらしたの。」


 帯刀の地図と見比べて見ると、西側の罠が少し東にズレている。


「これだけ? なんでずらしたのさ。」


 曰く、道幅が微妙に足りなかったらしい。大した理由ではなさそうだ。


「そうそう、言い忘れてたけど。やっぱりここ堕閫童磔の住処じゃないわ。」


 それでは林に行く意味がないじゃないか。そう帯刀に伝えると、


「そうね、でもこの際場所は関係ない。貴女がターゲットなんだもの、呼び寄せれば問題ないわ。」


 相変わらずとんでもないことを言うものだと、呆れてしまう。


「あとは、まあ、術式を描くのに最適な場所なのよね。コンクリートでは大変だから。」


 立ち止まっていても仕方がないので、私達は林へと歩き出す。既に太陽は沈み、周囲を照らすは街灯の光のみ。


「あのさ……私が死んだらどうなるんだろ。」


 彼女は何も返さない。わかっている……死ぬ覚悟があるかと言われれば、それはまったくわからない。


「なんか、お腹すいたわねぇ……」


 唐突に関係のない話題をぶち込んできた。さっきの話を聞いていたのか問いただすと、


「ごめんなさい、聞いてなかったわ。」


 だそうだ。私の気も知らないで……


「別に、大したことないから気にしないで。……なんか元気出たよ、ありがと。」


 帯刀本人は、不思議そうな顔をしている。そうこうしているうちに、目的の林へとたどり着いた。暗い中見るその林は、気味が悪いだけでなく、人工的な明かりはまったく存在しない。私も帯刀も懐中電灯を手にし、いざ進もうとした。


「おめぇら! 何しとんじゃ!」


 声のした方に明かりを向けると、祠で会ったおばあさんが立っていた。


「なんでしょう。」


 帯刀が興味なさげに返答する。


「何がも何もないじゃろが! 若い娘二人こんな暗い時間に、まさか森ん中に入るつもりじゃないだろね。」


 そう言って帯刀に近付き腕を掴んだ。しかし帯刀は微塵も怯まない。


「そうですが何か? ここは私有地ではないですし、暗くてもまだ深夜徘徊には該当しませんよね。」


 淡々と説明するが、おばあさんも引き下がらなかった。


「馬鹿言うな! 化け物が出るぞ! 森にはおっそろしい化け物が住んでんだよ! 行かせるわけにはいかね、何が理由かは知らんが行かせられん!」


 その必死の形相には、狂気すらも感じられる。何をそんなに必死になるのか、私にはわからなかった。そのうち帯刀は、おばあさんの手を振り払い、


「失礼ながら、私はそのバケモノに用があるんです。心配して頂かなくて結構。」


 と吐き捨て林の中に歩いて行く。慌てて私も後を追って行ったが、気になって後ろを振り向く。おばあさんは呆然と立ち尽くし、微動だにしていない様子だ。


「ねえよかったの? あんなこと言って……」


 流石はチタン合金ハートの持ち主だと感心する。しかし帯刀は、私の言葉に返答はしなかった。


 数分歩き、林の奥まで辿り着いた。


「さて、それじゃあ最終チェックよ。そしたら堕閫童磔(だこんどうたく)を呼びだ……し……」


 帯刀は急に立ち止まる。何をしているのかと声を掛けようとして、やめた。ソレは何気なくそこに立ち、次の瞬間ゆっくりとこちらを振り向いた。


「おんぎゃあああ! おんぎゃあああ!」


 ソレは私達が目に入ると、けたたましい赤子の鳴き声を上げる。


「は、走れぇ! 付いて来い!」


 帯刀が叫びながら一足早く走り出し、私もそれに続く。


「ちょっと! これ、どうなってんの!」


 私は走りながらも必死に声を上げる。


「知らないわよ! とにかく堕閫童磔がいるんだから、多羅女にも気を付けて!」


 手始めに、この状況を打破するため堕閫童磔を罠に掛けなければならない。道を引き返し、罠のある道を突き進む。しかし想定外の遭遇をしたために、ヤツとの距離がかなり近く、罠まで辿り着けるかが怪しい。


「た! 帯刀! ちょっと、ヤバイかも!」


 私の声に振り返った帯刀の表情は引きつっており、現状の危うさを物語っていた。帯刀はペースを上げて走り出し、鞄からスリングなんちゃらを取り出すと、勢いよく体制を変え打ち出す構えを見せる。


「当たらないでよ!」


 私が道の端に寄ると、勢いよく弾丸が飛んでゆく。鈍い音が響き、それに共鳴するかのように、堕閫童磔は異常な鳴き声を上げる。しかし、ヤツは少し怯んだ程度で、すぐさま走り始める。堕閫童磔との距離は、先程よりよっぽどマシではあるが、それでも追い付かれるのは時間の問題であった。


「もうすぐよ! 端に寄って!」


 言われるがままに、私は道路の脇を、草木をかすめながら走る。一瞬、懐中電灯の明かりが何かを写し出す。


「ここだ! 帯刀、ここだよ!」


 私の声で立ち止まる帯刀。彼女が明かりを向けると、地面に魔法陣が照らし出される。


「離れて! 掛かったのを確認したら逃げましょう!」


 言うや否や堕閫童磔が突っ込んできた。目の前でソイツは硬直し、鳴き声も止まる。不意に訪れた静寂に、良くない冷静さを取り戻してしまう。恐怖に駆られ、一目散に走り始めた。


「待ちなさい! どこまで行くのよ!」


 帯刀に声を掛けられ、私が林を出ようとしているのに気が付き、すぐに足を止める。


「悪い、ちょっと焦ってて……」


 気が付くと、私は冷汗を大量に流していた。……寒い。冷たい夜風に体温を奪われている。


「落ち着いて、ヤツは数分あれで動けないわ。とにかく貴女がやることを教えるからよく聞いて!」


 自身を奮い立たせるために、闘牛の如く鼻息を放ち、頰を一発叩く。


「ちょ! なんで私が叩かれるのよ!」


 すかさず張り手を返してくる帯刀に、私は笑ってしまった。


「ごめんごめん。……へへ、少し落ち着いてきたかも。」


 私の顔を見て、帯刀は呆れたような、でもどこか安心したような顔になる。


「……まずこれ、短刀。本物だから気を付けて取り扱うこと! あとは御札。御札を貼り付ければ、周りの赤ん坊は落ちるはずよ。貼り付けるのは罠にハマってる間だけ。無理に貼るのは危険だから、術式が壊れる前に離れること。」


 説明しながら、短刀と御札を手渡される。刀身を見てみると、懐中電灯に照らされ鋭く鈍い光を放っている。


「赤ん坊を剥がしたら、異形を刀で斬って。切り口から元凶となる赤ん坊を見つけたら、そいつを引きづり出して。」


 ここで一つ疑問が生じる。なぜその役割は私なのだろうか。それを伝えると、


「嫌なら私がやるわよ?」


 と短く返す。


「いや、やる。で? まずどこで待機するの?」


 返事をする代わりに、帯刀は地図を取り出し指を差す。そこは道ではなく森の中にある目印。


「ああー、これなんだっけ、隠れる場所だっけ?」


 彼女はいつものジト目で私を見つめる。


「そうよ。まったく、自分でわかるようにって言ったじゃない……まあいいわ。」


 そうして説明を始めた。


「もし危険が迫ってきたら、ここに隙を見て逃げなさい。見られちゃダメよ。あと、多羅女の気配がするわ。気を抜かないで。」


 口振りから察するに、別れて行動するのかと思ったがそうではないらしい。二人で別の魔法陣へと移動した。


 周囲は無音、風のざわめき一つない。魔方陣の前で数分待っているが、一向に動きを見せない。帯刀曰く、


「もう術を抜けて動いていてもおかしくない。」


 だそうだ。


 隠れているわけではないため、認識できていないのだろう。思えばあのバケモノ、一度も気配を感じ取れたことがない。……つまり、今この瞬間、目の前の暗闇に潜んでいるかもしれないのだ。


「ねぇ帯刀、アイツの気配感じる?」


 私の問いに、帯刀は一瞬言葉が詰まり、しかしすぐに話をしてくれた。


「……まったくもって感じないわ。前に出会った時の違和感はこれだったのね……多羅女が今、北側にいるのがわかるけど、それ以外には何も感じない。」


 帯刀でさえこの有様だ。しかし打開策があるはずだ。何かないものだろうか。


 ……右手が温かい。正確には、右手中指にある物から温もりを感じる。それを帯刀に話してみた。


「堕閫童磔が近くに現れれば、もっと酷い熱を感じるかもしれないわね。今はそれが頼りになりそう。」


 指輪は確実にヤツの存在を感じ取ってくれている。しかし気配を掴めないという恐怖は、私の精神をジワジワと貪り始めていた。


 待っていても埒があかず、少しずつ移動することに。ヤツが道を歩いてくるとは限らないため、全神経を集中させながら進んでゆく。鬱蒼としたこの場所には、月の光が入らないだけでなく、街灯一つない。故に、どの場面で明かりをつけるか判断を迫られる。まあヤツも私達を認識できているかどうか、それが重要なポイントだろう。


「ねぇ伶奈、何か音しない?」


 帯刀の言葉に思考を一時停止させる。耳を澄ましてみると、耳鳴りに混じって、


「ど……ど……ど……ど……」


 という一定のリズムで音が鳴っている。それは生あるものならば誰もが持ち、奏でる音。


「これ、心音だ……」


 リスクを承知でライトを点ける。


 数十メートル先に、多羅女が堕閫童磔の手を握り歩いていた。心音は多羅女の無数についた顔から発せられ、立体音響となり響いている。


 突如自分達の方向を向いたかと思うと、堕閫童磔は大声で泣き喚き始めた。こちらも複数の鳴き声が混じり、蝸牛(かぎゅう)を不快に振動させる。


「まずいかもねぇ。」


 帯刀はそう言って後ずさりし、私もライトを逸らさないようにしながら、ゆっくりと下がってゆく。


「おぎゃあ! おぎゃあ! おぎゃあ! おぎゃあ!」


 より一層鳴き声を荒げると、一気に走り寄ってきた。慌ててこちらも走り出し、魔法陣のある方向まで向かう。


 速い! 人間の足では逃げ切れないほどのスピードで迫りくる。気配で、堕閫童磔の後ろから多羅女が追いかけてきているのが感じ取れた。


 突然帯刀が何かを飛び越える動作をする。彼女の行動の意味に気付いたときにはもう遅く、私は魔法陣を踏み荒らしてしまった。私が戸惑っていると帯刀は、


「気にしない! 来るわよ! 準備しなさい!」


 そう言って御札を取り出した。私も彼女に習い同じ格好で待ち構える。


 ヤツは再び陣の中で静止したが、多羅女はそれを避け私達に飛び掛かる。


「守れぇぇ常闇ぃぃ!!」


 帯刀が叫ぶや否や、多羅女は何かに吹き飛ばされ、草むらの中に突っ込んだ。


 帯刀はすかさず御札を赤子に貼り付け始める。すると赤ん坊の周りに纏わり付いた、ドス黒いスライムのような物が赤ん坊から引いてゆく。すかさず帯刀は赤ん坊を抱き上げると、地面に下ろした。私も彼女の真似をして、赤子をバケモノから引き剥がす。


 二人で十数体程度の赤ん坊を解放したところで、突然帯刀に腕を掴まれた。


「そろそろ行きましょう! 走るわよ!」


 堕閫童磔の脇を通り抜け、次の地点まで走って向かう。しかし帯刀は見極めを間違えたらしい。私達が走り抜けた辺りで堕閫童磔が動き始めていた。


「ちょっと帯刀! これヤバくない?!」


 その距離僅か五メートル前後。自転車でも逃げ切ることができなかった堕閫童磔に、この距離感は命取りである。


 帯刀がこちらを振り返り、何かを言おうとしている。つられて振り返ると、堕閫童磔が目と鼻の先にいて、私に手を伸ばしているところだった。目の前の情景がゆっくりと、ゆっくりと流れた。


 瞬間、鈍い爆発したのような音が鳴り響き、堕閫童磔は大きな悲鳴を上げた。何が起きたかわからなかったが、とにかく逃げるしかない。


「何今の?! 帯刀わかる?!」


 前を走る彼女に大声で声を掛けたが、腕を回して私を急かすのみで応えてくれない。応える余裕がないと言ったほうが正しいだろう。


 帯刀は走りながらも、地図を取り出し何かをしている。堕閫童磔の姿はまだ確認できないが、緊迫した状況は未だ続いていた。


 唐突に帯刀は、地図を渡してきた。裏面に乱雑な字で、


 "まっすぐはしって もう1どためす あと1かいでおわらせておきたい"


 と書かれている。


 御札で剥がした赤ん坊はまだ半分にも満たない。使える罠はあと三つ。帯刀の言う通り次で終わさなければ、余裕がなくなり焦ってしまう可能性がある。そうなればヤツの餌食になるのは時間の問題だ。


「ねぇ帯刀、あの時私が魔法陣崩しちゃたけど何の影響あったわけ?」


 やはり私の質問には答えず、私達はひたすら罠まで突っ走った。怒っているのだろうか?


 次の目的の場所までもう少しといったところで、帯刀は激しく咳き込み崩れ落ちる。暗くて気が付かなかったが、彼女の顔は蒼白になっていた。


「ちょっと! 何? 大丈夫?」


 私は困惑しながらも、帯刀の背中をさすりながら落ち着くのを待つ。


「はぁ、はぁ、ごめんなさい……伶奈は平気なの?」


 いまいち状況が掴めず、私は彼女に何があったかを問う。


「……堕閫童磔が罠から抜け出した辺りのことよ。突然呼吸ができなくなって、それがついさっきまで続いたの。……まるで水の中にいるような感覚だったわ。」


 未だに咳き込み混じりで話す姿を見ると、嘘をついているようには見えない。帯刀はフラフラしながらも、私が肩を貸すことでなんとか罠のある場所へと辿り着くことができた。


「オッケー、踏まないようにね。休憩がてら待ちましょう……」


 大変そうなところ申し訳ないのだが、私は疑問に思った内容を聞いてみることにした。


「助けた赤ちゃんはどうなるの?」


 帯刀は大きく深呼吸をする。


「あの子達はヤツから隠れているはずよ。剥がれた赤ん坊は堕閫童磔の呪縛から解放されて正気に戻ってるわ。」


 その言葉を聞いて、どこか安心している自分がいた。


「そういえば伶奈、さっき堕閫童磔の攻撃防いでたけど、もう一度防げる保証はないから気を付けなさい。」


 言われて思い出した先程の出来事。アレは一体何だったのだろうか。


「複数の何かが伶奈を守ってる……そのうちの一つがあの時、堕閫童磔に触れられた後、力を急激に弱めたわ。」


 私は徐ろにポケットに手を突っ込むと、先日、少年がくれた御守りを取り出した。懐中電灯に照らされたそれは、真っ黒に焦げて崩れている。


「それが異形の力よ……本来なら様々な悪しきモノから身を守ってくれる物でも、一発でダメにしてしまう。」


 あの時の少年が言っていた言葉が頭に響く。死への恐怖が内側からジワリと流れ出てきた。


「あんたは今までこんなこと繰り返してたの? ……今更だけどさ、危険過ぎない?」


 声を震わせながら彼女に問う。すると帯刀は私の背中をさすりながら、


「ホントに今更ね。でも私は生き抜いてきたし、今回もどうにかする。それともやめる? 帰るなら今のうちだと思うわ。私一人でなんとかするから、後は部長様に任せくれていいのよ?」


 と慰めてくれた。だが私の中で逃げるという選択肢はなかった。堕閫童磔から引き剥がすとき、赤ん坊達は苦悶の表情から安堵の表情へと変わった。一人の人間として、あの子達を見捨てることはできない。


「大丈夫。もう、大丈夫。」


 気付けに自分の顔を叩き、大声でバケモノを呼んだ。


「こっちだバケモノぉ! 私はここだぁ!」


 叫び終わった辺りで、指輪が焼けるように熱くなっていることに気が付いた。振り向くと既に臨戦態勢の帯刀。その背後には……堕閫童磔?!


「帯刀後ろ!」


 彼女は咄嗟に陣を飛び越え、間一髪でヤツの攻撃をかわす。だがバケモノは既に私を捉えていた。


 次の瞬間、堕閫童磔は悲鳴を上げて倒れ込む。帯刀が何かしたらしい。しかし今度は多羅女が私に体当たりしてきた。軽く吹っ飛ばされ、私は持ち物をぶちまけてしまう。多羅女に向き直ると、ソイツは顔という顔が怒りに満ちた表情をしていた。しかしそれ以上私には何もしてこない。


 視界の中で堕閫童磔が起き上がるのを確認した。その途端ヤツは何かに突き飛ばされ、魔方陣の中へと倒れ込む。そして宙に浮いた姿で固まった。


「ほらさっさと準備して!」


 先程の仕返しなのか、帯刀は堕閫童磔の後ろに回り込んでいたようだ。彼女に言われるがまま、散らばった御札を集めて赤ん坊を剥がし始める。不思議なことに、多羅女は何もせずただ棒立ちして見ていた。


 それからは慌ただしく、赤ん坊を何人も引き剥がしてゆく。御札の束も次第に薄くなり、作業も後一息といったところで帯刀が、


「まずい! 走って! 援護するから!」


 と私の肩を叩いた。すぐさま堕閫童磔に背を向け、全力で駆け出す。しかしヤツを視界から外さないよう、ライトを当てつつ斜めに走る。暗闇からの強襲を避けるためには、このまま私達が誘導するしかないだろう。もう少しだ……もう少し。

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