【後編】
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竜舞踏祭、当日。
いつも賑やか王都だが、どの通りも人で溢れ、至る所に花飾りがつけられてて、一層賑やかにそして華やかに彩られている。
美味しそうな匂いのする屋台が所狭しと開かれ、楽しそうに民たちが冷やかす。
どこかで旅芸人たちがなにかしたようだ。楽しげな音楽が流れ、わっと歓声があがる。
・・・イイナータノシソウダナーーーー。
どうも、いつもより着飾っております、ルルリーアでございます。
私も楽しめばいいじゃん、とお思いですか、そうですね私も思いたいです。
名誉(笑)にも『花鱗の乙女』役に大抜擢された私ですが、この役、実を言うとお祭りの中でも不憫な役割なのだ。
竜舞踏祭の最大の見せ場であるドラゴンの飛行は、今だに理由はよくわかっていないが、何故かきっかり伍の月の三日から五日の3日間の内に飛んでくる。
なんだろうね、アレかな、庭師のトムが毎朝5時きっかりにやる体操みたいな感じなのかな???
そう考えるとちょっと微笑ましい気がしてくる。
そして覚えているだろうか。『花鱗の乙女』は、ドラゴンが飛んできたら、ドラゴンの鱗を模した花鱗を撒く。
つまり、3日間の内いつ飛んでくるか理解らないドラゴンを祭りの間中、ずっと待機しなくてはならないのだ。ぐすん。
でもドラゴンが来れば開放されるので、早いとこドラゴン来てほしい。お腹すいた。
「君ももっと楽しみなよ!ほらっ揚げパン、あげるからっ」
死んだ顔をしながら横から出された揚げパンを頬張る。うまし!!!
揚げたてアツアツで、アーモンドと粉砂糖がまぶしてあって、ハフハフうまうま。
「ほれ、ろうひたんれす?」
「口の中にものを入れてしゃべらない!さっきそこの屋台で買った」
あれ?私の隣りにいるこの人は、私と同じ不自由の片割れ『花鱗の騎士』役を無理矢理奪い取った、魔術師団長養子くんではないだろうか。なぜ自由に屋台で買い物ができているのだろうか。
ほぼほぼ別の人に決まっていた『花鱗の騎士』役を、『リーアと友達だから』という一言でなれるこいつは一体どういうことだろうか。
魔法で少し湿らせたハンカチを手渡してくれるソラン君。そうそう手がベタベタしてたんだよねー。
って・・・あれっ?私より女子力高い・・・。
この美味しい揚げパンも、魔法でどうにかしたのだろう、羨ましいな魔導の申し子め。もぐもぐ。
今は広場で見世物になっている、じゃなかった、今回の『花鱗の騎士』『花鱗の乙女』をお披露目している真っ最中だ。
いいなぁーあっあの片隅でロマンスが生まれてるぅぅ!!
なのに私の隣にはアイリーン様狂いのソラン君だ。くすん・・・。
「次はこの祭り最大の催事だからねっ!今からワクワクするなー」
なんだかんだ言ってもソラン君は男の子だねー楽しそうで良かったねー。
なんて、微笑ましく見守っていた私であった。あ、ねえねえ、さっきの揚げパンもう一個ある?
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----ドゴオオオオオオオオオオオオン!!!!
「ヒャッハァア!!!今回こそその面ぁ歪ませてやるよぉぉぉっ!!!」
・・・・・ご心配には及びません。ココは王都で竜舞踏祭は恙無く続いているのは、保証しよう。
現在、目の前で祭りの目玉である武闘会が開催されております。
さっきまで、若手騎士や冒険者、力自慢の若者たちが、己の限界を超えた熱い闘いを繰り広げていた。
その中で、友情が芽生えたり、愛が芽生えたりと、会場内は爽やかな空気に包まれていたのだが。
「オラオラオラァ!!!消し炭にしてやんよぉぉぉぉっ!!!死ねぇぇぇぇ!!!!!」
あー、死ねはまずいと思いまーす。魔術師団長様。
「・・・・・・・・・」
相変わらずなんも喋らんな!!騎士団長めっ!!!
って、わー魔法って剣で切れるんだーわーすごいなー。
「うわっすごっ!!今の焔魔法と雷魔法の多重複合魔法だっ!!あの呪文の複合を可能とするためにまず」
解説ありがとう、魔導の申し子よ。途中から難しくなってきてなんだかよくわからなくなったが、とりあえず凄いことだけはわかったぞ。
そうである。現在、武闘会の最後を飾るのは、魔術師団長VS騎士団長(・・・あともう一人)の模擬試合だ。・・・模擬、そのはずだ。
だが素人である私の目でも、明らかに殺傷力の高そうな魔法をドカドカ打っているような気がするのだが、気のせいだろうか。あれ大丈夫なやつなの??
・・・観客からは悲鳴ではなくものすごい盛り上がってる歓声があがっているから、多分大丈夫なんだろう。
「っ」
切った魔法の合間をくぐり抜け、魔術師団長の懐へ一気に詰め寄る騎士団長。
「っぶねぇなぁぁあああっ!!!!」
あわや真っ二つになるかと思ったが、何かで防いだようだ。でも代わりにローブが犠牲になった。
(ちなみに後でソラン君に聞いたら、魔術師団長が着ていたローブは物理防御に特化した最高級品なんだそうだ。金貨千枚也。)
うわっあれって模擬剣だよね?刃潰してるやつだよね?切れちゃってるよ????
・・・・これ毎回こんな感じなんだろうか。王都の竜舞踏祭初参加だけど、本当にこれいいの?
両者とも相手を殺す気満々に見えるのは私だけ???
「っこんのっ!!ちょろちょろすんじゃねぇぇぇ!!」
もう一人の相手に苛立った魔術師団長が、闘技台に向けてなにやらヤバそうな威力の魔法を放つ。と次々と火柱が上がる。
あ、闘技台割れた。
「ひゃあああ!!これこれこれぇぇ!!いいよいいよぉぉ!!うおギリ!今のギリだったやべぇぇ!!」
火柱を紙一重で、人間とは思えないほどの気持ち悪い動きでぬるぬる避ける人影。
「・・・・・・・」
「きしだんっちょっ!うお切れる!切れちゃうよぉぉ!??良いね良いねェェェ!!生きてるおれ生きてるぅぅぅ!!!!!!」
火柱ごと彼に斬りつける騎士団長。私には全く見えない剣先を、人としてどうかと思うほどの角度でひょいひょいと避ける。
少し、いや大分変態な感じの彼だが、国中で認められている本物の変態だ。
じゃなくて竜遊隊という、ドラゴンの攻撃を紙一重で回避することで快感を得る一団の隊長だ。やはり変態ではあるが、彼等の回避能力は本物だ。
ドラゴンの巣へ行って何を取るわけでもない、ただただ純粋にドラゴンの攻撃を躱すだけ、まさに変態だ。
ちなみに攻撃は出来ない、した瞬間に死ぬそうだ。なんなの?阿呆なの?あっ変態か。
・・・・・国一番の祭りの目玉である武闘会で、変態が混じった試合が最後を飾るってどうなのよ?
「今回もいい動きしてんな」「さすが竜遊隊の隊長だぜ」「ふむ、あれはな、発動前の微かな魔力を感知して・・」「騎士団長の剣も回避できるのはなぜだすげぇ」「あれ人間?・・憧れるぅ!!」
・・・・・・あれ?
なんだろう、祭り補正でも効いてるのかな?憧れるって言った子供の将来が心配だ。
いや、我が国全体的に心配になってきた。滅びないよね????
興奮しているソラン君を放っておいて、貴賓席をこっそり見る。我が国のトップさえまとも滅びないはずだ。頼むぅぅ!!!
陛下と妃殿下は・・・楽しそうな満足そうな笑顔で見ている。これは駄目だな。
宰相閣下は・・・・神経質そうな顔で平静ぶっているが、目が諦めを帯びてる。よし!
財務大臣は・・・・豊かな身体を震わせて、あ今闘技台を囲む結界石が壊れたら涙目になった。よし!
外務大臣、王弟殿下は・・・・アイリーン様見てるよ!ぶれないなオマエ!!!対戦を見なさいよ!!!!駄目だよ!!
ぐぬぬ、駄目な割合のほうが多いぞ!!!一番上の陛下と妃殿下が駄目そうなのが痛いな・・・。
でも宰相閣下と財務大臣様はまともそうだから大丈夫だろうか・・・?
「てめぇら避けんじゃねぇぞぉっ!!!塵にしてやるっ!!!!!」
魔術師の長が何言ってんだ。塵は駄目でしょ塵は。
目の前が真っ白に染まる。と同時に凄まじい爆発音がする。
爆風がくる、かと思いきやそこは我が国が誇る結界石、衝撃も来なかった。素晴らしい。
あっ、また一つ結界石が壊れた。ついでに結界を補強していた魔術師様たちの一人が倒れた。
おお神よ、彼の魂に安らぎを!!!
更に視界の端に財務大臣様が倒れ伏したのが見えたが、まあ気にしない。気にしたら負けだ。
「・・・・・・・・」
「あぶっあぶねぇぇぇぇ!!!塵になるとこだったやべぇぇぇぇぇ!!うひぇぇぇぇ!!!」
そして当然のように生きている騎士団長と竜遊隊隊長(変態)。
闘技台はもう復活できないほど粉々で、爆炎に至っては結界内全体に広がってたと思うが、何故生きてるんだァァァ!!???
三者三様に睨み合う緊迫した空気。特に魔術師団長と騎士団長の殺気が半端ない。あ、護衛の騎士様と魔術師様が何人か倒れた。
「うむうむ。今年もよい試合であった!!これにて武闘会を終了とする!!!」
おお!良いタイミングだ陛下!!!なんかあの魔術師団長、雷を纏い始めてたからほんとよかった!!
陛下の宣言とともに大盛り上がりの観客たち、そして抱き合って喜ぶ魔術師様たち。ほんとよかったねぇぇ!!
※※※※※※※※※※※※※
最終日の三日目、我がルメール建国劇を見ているところです。
ドラゴンを模した被り物をした人が丁度島を型どった板に降り立ったところのようだ。
ああ、もうお祭り終わりだよ、楽しめなかったなと諦め始めた頃。
舞台に大きな影が落ちた。
「ドラゴンだぁぁ!!!」
きたぁぁぁ!!!ついにきたぞ!!これで花鱗撒き終わったらお役御免だ!!
「リーア!いくよっ!」
花鱗の騎士よ。親しげに愛称で呼ぶんじゃない、友達だと思われるじゃないか。
まだ昼だからねッ!コレが終わったら我が親友のサラと一緒にお祭り。コレが終わったら屋台の物食べ放題。
固定魔法陣を多数展開、貴賓席から飛び出る。
素直に感謝するのも癪だが、魔導の申し子のお陰だな。魔力暴走して嫁入り前の乙女の顔に傷をつけたことは許そう。
持たされていた筒状の籠から、花鱗をがっつり掴む。
これを撒いたら!祭りを楽しむんだぁぁぁぁ!!!
鼻息荒くして力強く撒き始めた。撒くたびに、わぁと歓声が上がるのは気分がいいな!!
出来るだけ満遍なく配れるよう、細かく移動して撒く。
上空で、ドラゴンたちが並行して見事な飛行を見せている。おお、苦手な魔法を使ってるのに、よそ見とか出来ちゃってるよ!!!
あっ!あの薄茶のドラゴン、他のドラゴンたちとは違う動きをしてる。
そう言えば前回のときも、他のドラゴンたちは揃って宙返りとかしてたのに、あいつだけ宙返りに捻りとか入れてたなー。
なんだろ、ドラゴンにもお調子者とかいるんだな。
おお、更に天高く飛んで行くドラゴン。からの急降下。
陽の光が鱗に反射して、凄く綺麗だ。大体薄い色だが、まるで宝石のようだ。
あっ、あの薄茶のやつ、急降下に旋回をいれてる。なんだか周りのドラゴンが迷惑そうにしてる。うぷぷ。
あぁあぁ、隣のドラゴンにぶつかっちゃってるよ。ドラゴンブレスで怒られてるよ、って叱るレベル高いなっ!!
ってまずいまずい、早く撒かなきゃ!!!屋台よ!待っているがいい!
----きゃぁぁぁああ!!!!
え?悲鳴???どしたの??
ふっと暗くなった空を見上げる、と、そこにはお調子ドラゴンがぐるぐると錐揉み状になりながら、こっちに、おちてくるぅぅぅっっ!!!?????
あいつっ!!調子に乗った挙句バランスを崩してコントロールを失ったんだなぁぁぁぁっ!!!
えっうわどうしよう!!!なんかこっちにくるぅぅぅぅ!!!????
旋回しながら落下してくるお調子ドラゴンがどんどん近くなる。
あぁ、人って本当に吃驚した時は、思考力が低下してくるってホントなんだな。
避けなきゃいけないのに、近づいてくるお調子ドラゴンの鱗ばかり見つめてしまう。
薄い茶色だと思ってたけど、本当は光沢のない白の鱗の縁に茶色が入ってるだけなんだな。
鱗の詳細が見えるまで呆然と迫りくるお調子ドラゴンをただ見ている私。
目の前が一面ドラゴンの鱗になって、ようやく、あぁこのままぶつかるんだな、と案外冷静に考えた。
----そう考えていたら、目の前が青一色になった。
「無事か。ルルリーア嬢」
気がついたら抱え上げられていたようだ。片腕で。
思わず首筋にしがみついてしまった。だってここ、結構高い。
「案外、ドラゴンとは乗れるものだな」
・・・・んん???助けてくれてありがとう、騎士団長。今までの人生で無いってぐらい感謝したいのですが。
この状況はなんなのでしょうか????
騎士団長は、お調子ドラゴンにぶつかられそうだった私を右手で抱えながら守りつつ、左手でお調子ドラゴンの首を絞めながら、ドラゴンの上に乗っている。・・・・抱えられている私も当然ドラゴンの上に乗っている。乗ってるっゥゥゥ!!??
ついでにドラゴンの下に固定魔法陣を展開して落下しないようにしてるから、落ちないようになってるみたいだ。
そこはひとまず安心していいの、かな??
いやドラゴンの、しかもお調子ドラゴンの上だよ?安心できないわ。
「キュ、キュキュューーーッ」
なんだろう、このドラゴン苦しそうな鳴き声だな。ん????
もしや・・・・・???
「キューーーーーーーーーーーーーーーッ!!???!!??」
あ、ちょ、馬鹿ぁぁぁ!!!お調子ドラゴンが身体をくねらせてめちゃくちゃな動きをする。
これはもう、私達を振り落とそうとしてますね。わかります。
そりゃ首を騎士団長みたいな人外に絞められてたら、苦しくて混乱するでしょうねぇぇぇ!!!
「おお、意外と楽しいものだな」
まるで穏やかな海で船に乗ってるが如く、平然とした態度を崩さない騎士団長。このドラゴン宙返りとかしてるんですけどぉぉぉ!???!??
目が回るっ!!私楽しくない全然楽しくないぃぃぃぃっ!!!!!おろしてぇぇぇぇ!!!
こんな時でも離さなかった籠から、大量の花鱗が零れ出る。あっ量が減ってラッキー!!!じゃなくてっ!!!
「ちょっ、このっ、きし、だんちょっ!うでぇ!ゆるっ、めてぇぇぇ!!!!」
風圧に負けそうなのをどうにか言葉にする。
「あぁ、それでさっきから鳴いてるのか。すまんな」
・・・・どうやら無事伝わったようで腕を緩めてくれたみたいだ。が、ドラゴンの動きは落ち着かない。
苦しくなくなったことがわかっていないらしい。
「キュキュゥゥゥゥーーーー!」
更に暴れるお調子ドラゴン。いや、こいつはもう駄目なやつだ、駄ドラゴンだっ!!
目が回るっ!!やめてぇぇぇ!!
「こんのっ!ドラゴンだろうがぁ!!いい加減、落ち着けやぁっ!!この駄ドラゴンっ!!」
----ぽふん
そういって、私は持っていた籠を駄ドラゴン目掛けて放り投げた。腹立ち紛れに放り投げただけで、当てる気は無かったが、どうやら駄ドラゴンの頭に当たったようだ。
その拍子に、籠から花鱗が零れ、日に反射してキラキラと散らばる。
今のでようやく落ち着いたみたいで、宙返りもせず、ただキョロキョロと散る花鱗を見ているようだ。
・・・・あれかな、びっくりしたのかな??
「はぁ・・・・・・」
これで足場も安定したし、ほっと一息つけそうだ。
というか、私籠をぶつけた際に両手放しになってるんだよねー、しかも片腕一本なのにこの安定感。
半端ないな騎士団長、の腕の筋肉。
コレだけ安定してるから、首に腕回さなくてもいいよね?
腕の上でふんぞり返る私を見て、騎士団長は吹き出したようだが、気にしない。
-----わぁぁぁぁあああぁぁぁぁああああぁっ!!!!!
・・・・ん??なんだこの凄い歓声は???
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降りたら色んな人にもみくちゃにされそうになった。
あまりの勢いに、私は騎士団長の右腕から降りられなくなってしまった。無念。
「リーアっ!!無事っ!???」
ソラン君が血相を変えて駆け寄って来た。心配してくれたようだ、うむありがとう。
「えぇ、無事ですわ。・・・この騒ぎは一体???」
「え??一体、じゃないよ?」
困惑して頭を傾げていると、呆れたように、いや実際呆れているのだろう、溜息付きで説明してくれた。
どうやら、ドラゴンにぶつかりそうになった私を助けた騎士団長は『竜騎士』と呼ばれ、共にドラゴンに抱えられながら乗っていた私を『竜騎士の花嫁』(!!??)と呼ばれ、ドラゴンを操る(誤解)という奇跡を目撃した人々が熱狂的に歓喜した、らしい。
・・・・・・・・・・えぇぇぇぇええええええ!!!!う・そ・で・しょぉぉぉぉ!!???
騎士団長はもう『氷の騎士(笑)』って恥ずかしい二つ名をつけられているが、私は違う。
いやだぁぁぁ!!!『竜騎士の花嫁』とかぁぁぁ!!もう他の人の二つ名を(笑)とか言えないぃぃぃ!!
ドラゴンから零れてくる花鱗が綺麗だったとか、騎士団長を私(・・不本意)がまるで御伽話のようだとか・・・。
いやぁもう、オウチカエリタイ!!!!!!!
そうして、その騒ぎのせいで、色々な催事に引っ張りだこになった、私ルルリーアは、最後までお祭りを楽しむことは出来ませんでした。ぐすん・・・。
どうしてこうなったんだ???
※※※※※※※※※※※※※
※本設定は読まなくても問題ありません。お祭りなのでたくさん考えたのに上手く書けませんね。
※裏設定
・花鱗さん
海で採れる貝殻を薄く削ってドラゴンの鱗を模した物。国中で大量に使うので沿岸部の民のちょっとした副収入になっている。王都で撒かれる花鱗は入手出来るのもタイミング次第なので、幸運のお守りとして大切に取って置かれる。今回の花鱗は『竜騎士の花嫁』が撒いたものとして、裏社会で高値で取引され、偽物が横行して騎士様大忙し。←イマココ
・竜遊隊隊長
一番最初はドラゴンの鱗を狙ったならず者たちの一団だったが、生き残った初代隊長が変態に目覚めて、何故か人が絶えず細々と続いている。ので、国は管理していないが、回避能力を他国に知らしめるため、あと竜遊隊を入れておくと歴代の団長たちも致命傷を負わないので(多分こっちのほうが重要)、模擬戦に参加。隊長はギリギリのスリルを味わえて快感に浸っている。←イマココ
(今まで書いたキャラの中で一番のお気に入り。多分こいつだけで連載出来そう(誰得))
・魔術師団長
何をしても表情を変えない騎士団長、どんな攻撃も躱す竜遊隊隊長、この二人を吹き飛ばすことを最近の目標にしている。繊細な魔法も出来るが、性格が大雑把で目立ちたがりなので大規模魔法が大好き。今回も達成できなかった次こそは!←イマココ
・騎士団長
警邏中に駄ドラゴンが不審な動きをしていたので、追ってみたら主人公にぶつかりそうだったので助けた。主人公が叱ったらドラゴンがおとなしくなったのでもしやドラゴンを操れるのではないかと、期待している。←イマココ
・ソラン君
主人公に一撃を入れられてから少し周りを見られるようになった。気を許した人には世話焼きになる質なので、主人公の無頓着さに呆れつつも放っておけなくなった。近々恋愛相談もする予定。←イマココ
・主人公
・・・・・・・・・・・・・(息をしていない。屍のようだ。)←イマココ