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モフッてモフモフ 俺たち チームニャンダバー!悪の秘密結社だニャン  作者: 枝豆子
4章 藍色のお空に お座布団は絆の証ダニ!

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31 トンボ対ネズミ!ダイフクとクロッチ、友情は自慢大会から

ダイフクは、小さな身体を弓の様にしならせ、短い尻尾を、ホワッホワに膨らませる。お庭の端っこで、斜めにピョンピョン飛んで、タカシを威嚇する。


『おーおー、一丁前に猫っぽいじゃないか』


『タカシ!おまえが、ちょっかいかけると興奮収まらないから、そっとしておやり』


『へいへい。で、この前の話は、考えてくれたか?ミツコは、直ぐにでも構わないと言ってくれてるんだ』


『また、その話かい。まだ、私は大丈夫だよ。それに、今は守ってやらなきゃ』


『母さん。寂しいこと言うなよ。何かあってからじゃ遅いんだよ』


『......判ってるよ』


毛を逆立てて、息子のタカシを威嚇するダイフクを、そっと抱き上げる。


「ばあちゃん?どうしたダニ?虐められたのか?」


悲しそうな顔をしていたばあちゃんを見て、ダイフクはおでこをばあちゃんに擦り寄せた。


『ダイフクは、やっぱり優しい仔だねぇ。ばあちゃんは、ちょっと出かけてくるから、留守番を頼むよ』


ダイフクの頭をそっと撫でて、お座布団の上に降ろした。


タカシとばあちゃんが一緒に出かけてしまうと、お庭は瞬く間静かになる。大好きなお庭もばあちゃんが居ないだけで、とても静かで、物哀しい雰囲気となった。


「ばあちゃん......早く帰って来て欲しダニ」


お座布団の上で、独りごちていると不意に声をかけられた。


「チビッコいの、身体綺麗にしてもらったんだにゃ」


「おまえは、あの時の.....っが!」


サビ柄のお猫様が、庭先に入ってきていた。ただ、ダイフクと同じくらいの大きの黒いお猫様を連れてきていた。ダイフクが、発言するや否や、黒いお猫様は、ダイフクに突進してきた。


「おまえ!リーダーに向かっておまえって言うなニャン」


「......ぅ、何するダニ!おまえこそ俺のことおまえって言うなダニ!俺には、ばあちゃんに付けてもらったダイフクって名前があるダニ!」


「んな!!おまえ、通り名持ちなのかニャン?そんなに弱っちいのに.....」


「そんなの知らないダニ!名前を知らないから、おまえって言って何が悪いダニ」


ダイフクも負けじと、黒いお猫様に突進した。白と黒の小さなお猫様が、取っ組み合って、お猫様キックを炸裂させた。

サビ柄のお猫様は、大あくびをしながらその様子を、お座布団の上に座って見ていた。


「生意気だニャン!俺は、この間ちょうちょ捕まえたニャン」


「ちょ、ちょうちょ!俺だって、トンボ捕まえて、ばあちゃんに凄いって褒められたダニ!」


「トンボ!クソニャン!俺なんか、リーダーに、おネズミ様捕まえるとこ見せてもらったんだからニャン」


「俺なんか、俺なんか、オナモミいっぱい身体にくっついても泣かなかったダニ!」


所詮、小さなお猫様のケンカ。名前呼び方でケンカしていたのに、目的が変わり、どっちが頑張ったか自慢に変わっていた。


「ダイフク、なかなかやるニャン!俺、クロッチ。友達になってやる!」


「と、友だち?......良いダニか?友だちってあの友だちだにか?」


「友だちに種類なんかないニャン。ダイフク、友だちいないニャンか?」


「......いないダニ」


「そうか!じゃ、俺が友だち第一号だニャン」


ダイフクは、初めての友だちという存在が嬉しかった。


「しょうがないダニ~。クロッチ友だちになるダニ」




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