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モフッてモフモフ 俺たち チームニャンダバー!悪の秘密結社だニャン  作者: 枝豆子
4章 藍色のお空に お座布団は絆の証ダニ!

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29 魔法の手拭い。真っ白な毛並みを取り戻した縁側の午後

小さなお猫様は、首根っこを咥えられ、なすがままの状態になっていた。サビ柄のお猫様は、小さなお猫様を咥えたまま、垣根を潜り抜けていった。


「おまえ、しばらくここにいるにゃ。ここなら、おまえを守ってくれるにゃ」


垣根を抜けた先は、日のよく当たるお庭で、奥にはお猫様が大好きな縁側がある古い日本家屋の一軒家だった。


『あら、【サビたん】いらっしゃい。きょうもばあちゃんの話し相手に来てくれたのかい?』


縁側には、歳を召した老人が座っていた。サビ柄のお猫様は、小さなお猫様を再度咥え、縁側に登り、その場にお猫様を降ろした。


「このばあちゃんは、優しい人間だにゃ。お猫様を話し相手として、お庭に来ることを良きこととしているにゃ」


「でも、人間ダニ!意地悪されるダニ」


「大丈夫にゃ。おまえに意地悪したのは、人間の子供たちにゃ。ばあちゃんは、その子供よりも、ずっとずっと大人な人間だにゃ。意地悪なんか、絶対にしないにゃ」


サビ柄のお猫様は、そう言って、ばあちゃんの隣にお猫様座りをした。


『【サビたん】、小さなお猫様はお友達かい?』


「にゃん」


ばあちゃんは、優しくサビ柄のお猫様の背中を撫でた。その様子を見ていた小さなお猫様も、ようやく安心したのか、暖かい縁側で丸くなりうつらうつらと船を漕ぎだした。


『あらあら、お昼寝かい』


ばあちゃんが見守る中、大小のお猫様はお昼寝をした。





『【サビたん】目が覚めたのかい』


小さなお猫様よりも、一足早く目を覚ましたサビ柄のお猫様は、大きく前脚を前方に伸ばし、固まった身体をほぐしていた。


「にゃん」


『今度は、この仔猫を私の話し相手として、連れて来てくれたんだろう?』


「にゃ!」


ばあちゃんは、サビ柄のお猫様を優しく撫でながら、話しを続けた。


「ばあちゃん、ちょっとの間、ちっこいお猫様頼むにゃ」


『【サビたん】判ってるよ。好きなだけ、この庭に居るといい』


サビ柄のお猫様は、久し振りに安心して眠ることができたであろう小さなお猫様を、優しく頭を舐めた後、庭先を後にした。


ばあちゃんは、小さなお猫様を、優しい眼差しで見つめた。


『可哀想に、本来であれば、綺麗で真っ白な毛並みだったろうに』


クークーと眠る小さなお猫様は、マジックで落書きされ、いろんな色が入り乱れていた。おばあちゃんは、よっこいしょと掛け声をかける、室内に入っていった。



「気持ち良いダニ~。もっと優しく撫でて欲しいダニ~」


小さなお猫様は、頭や背中を優しく撫でられる夢を見ていた。


「シワシワの人間の手だけど、怖くないダニ~」


何度も何度も背中を往復する手が、とても気持ち良く、安心して身を委ねていた。


『よし、これくらいかね。思った通り、綺麗で真っ白な毛並みだったね』


膝の上からお座布団に小さなお猫様を降ろすと、手桶と手拭いを片付けた。



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