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三夜の冬
変わらない景色に不満を抱くのは、贅沢な話なのだろう。
多少、足元に注意しなくてはならぬ程度に過ぎず。
私にとってはあってもなくとも、差し障りない景色だった。
爛漫たる春
高揚たる夏
静寂たる秋
厳粛たる冬
なくとも、心躍る季節は繰り返し訪れる。
昔を懐かしんでいるだけ。
一週間
五日
三日
一日
七時間
三時間
一時間
三十分
年を重ねるたびに、そういうものだと理解し、納得した。
なくとも、差支えはない。
懐かしいだけ。
日光に照らされてより輝きを放ち、
音が止む銀の世界が懐かしいだけ。
今はほら。
名残りと思しき、水溜まりだけが土に残る。
雨と変わらぬ景色だけが残っている。
(2020.2.18)




