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名もなき異世界奇譚  作者: Section chief
3章 錬金国家アルケミー
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3章 錬金国家アルケミー46 -21日目・1回戦目、クジャクの敗北と殴り続けるセッテ-

セッテから、体格の良い武闘家の男と闘うよう言われ全力で戦ったが、かなり苦戦している。忍装束はボロボロにされ、相手にジュードーというジャポネーグの武術の技で拘束された。現在身体を弄られている。試合じゃなきゃこいつを殺している。



「降参したらどうだ?君の技は確かジャポネーグ国のシノビの技だ。俺には通用しない」

「誰が負けを認めるか!」

「それにしてもいい身体してるな…」


こいつはそう言いながら俺の身体に自分の一部を押し付けてきている。気持ち悪い。

いっそのこと殺してしまおう、そう思った時、セッテが空から来てくれた。



「クジャク姉に何してんだ!」



そう言うと彼は地面に着地した。すぐにこちらへ向かってきて変態を俺から引き離し、地面へと叩きつけた。

そして何度も殴っていた。このままだとセッテが人殺しになってしまう。



「セッテ、これ以上は…」

「絶対に死なないから大丈夫。俺に任せておいて」



数分後、武闘家の男は消えた。消えるまでセッテはずっと殴り続けていた。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


セッテ視点


体格の良い武闘家の男はまだ人化の能力(スキル)を解除してない。クジャク姉が苦戦する事はある程度想定していたが、ここまでとは思っていなかった。


上空からクジャク姉と武闘家の男を目視した。ジャポネーグ国のジュードーという武術の技をかけられているようだ。ちなみに俺の知っている柔道の技とジュードーの技は少し違う。



様子がおかしい。

クジャク姉の服はボロボロになってるし、対戦相手はなんか気持ち悪い息遣いしてるし。

このままだと、クジャク姉が対戦相手を殺しかねない。

ん?ルール上、殺さなきゃ問題がないんだったよな。



「クジャク姉に何してんだ!」



そう言い俺は地面に着地した。すぐに2人の方へと移動し、変態をクジャク姉から引き離して、地面へと叩きつけた。そして何度も殴った。勿論、手加減はしている。



「セッテ、これ以上は…」

「絶対に死なないから大丈夫。俺に任せておいて」


数分後、武闘家の男は消えた。消えるまで俺はずっと殴り続けた。

さっきの騎士は数秒で消えたが、こいつが消えるまで数分かかった。

理由は、回復魔法を持っていたからだ。こいつが回復する→瀕死にする→回復→瀕死にする→…と何回も繰り返していた。



「…助けてもらっておいて言うのも何だが、少しやりすぎじゃないか?」



俺は回復した瞬間に殴っていた。側から見たら、瀕死の相手を殴り続けているようにしか見えなかっただろう。審判団を除いては。



「そんな事無いと思う。俺がやらなきゃ、クジャク姉が殺したかもしれないだろ?」

「それもそうだが…」



会話をしながら、状態確認(ステータス)で残りの戦場を見た。ワカとシュンペイは問題なく倒したようだな。


ルーシェはまだ魔法の打ち合いをしているようだ。お互い魔力値のみ減っている。正確な情報が欲しかったので、ゴーレム(壁)に張り付き、『壁に耳(ウォールズ・ハブ)も目も(・イアーズ・ア)あり(ンド・アイズ)』を使い、ルーシェの方を見た。



ルーシェがかつて、闇の龍に当てようとしていた、魔法(光の輪)を使った。光る焔の魔法を囮に、魔法(光の輪)を相手に直撃させた。



相手はルーシェの魔法が直撃する直前で人化を解除したようだ。

ルーシェは結界を作り出し、相手からの攻撃を凌ぐために結界の中に閉じこもった。彼女の素早さ値(速さ)だと、相手の元の素早さ値(速さ)に対応できないしな。



「俺はルーシェの方に向かう。クジャク姉は今日は棄権するか、ここで待機してくれ。まだ奥の手は使ってないんだろ?」

「ああ。この場で待つとしよう」



クジャク姉は悔しそうな表情をしていた。本当は一緒に来たかったのだろう。

壁を破壊しルーシェの元へ行った。

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