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8章 錬金国家の貴族131 -商人ギルドへ報告に-
「と言うのが今回の全てです」
「…話してよかったのか?一応国の内政に関わる事じゃが…」
「女王陛下から許可を得ておりますので」
「…私も聞いてよかったのですか?」
「そうにゃ。私も聞いてよかった話しにゃのか?」
「子爵夫人と男爵夫人だし、それに2人に話す事も女王陛下から許可は得てるから問題ないよ」
商人ギルドに所属している2人には話しておくべきと考えた。この世界、商人の元に情報が集まりやすいし。
「それよりもセッテが別の世界で生きた記憶を持ってるって信じられないにゃ」
「私も最初聴いた時は、耳を疑いました。でも嘘をついているわけではなかったので、割とすぐに受け入れました」
「魔道具の発想がこの世界にない革新的なものの理由は、そこにあるんじゃな」
そう言うとギルドマスターは不敵な笑みを浮かべた。…これは何か悪い予感がする。
「それなら、前世の世界にあった便利なものを書き記しておけ。この世界の技術で製品化できそうなら、知り合いの魔道具技師や錬金術師に依頼して作らせるからの」
「俺の名前で特許の申請はしますよ」
「それは構わん」
ギルドマスターはまだ見ぬ便利な道具に期待を寄せて、嬉しそうだった。
「セッテはこのあと予定があるかにゃ?」
「何もないけど?」
「それなら今日は一緒に帰るにゃ」




